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龍の瞳  作者: しろーと
第一章 俺の生活
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第一話 プロローグ

処女作。

俺の名前は相沢 和也。今年で17歳になる高校2年生だ。

ごくごく普通の生活を送っている・・・とは言い難い。そう、俺は人にやたら嫌われるのだ。

別段、周りの人に対して迷惑な行為をしているわけではないのだが、とにかく避けられる。

まぁ、なんで避けられるかなんて理由の目星はついているんだけどな。その理由は・・・






俺の目の瞳孔が狐や蛇のように、縦に開かれているのだ。



これは俺が生まれた時からのことらしい。「らしい」というのは、もちろん生まれた頃の記憶がないからである。

特に遺伝ではなく、俺に限ってこの「瞳」なのである。

親はそんな俺を見て恐怖を覚えたらしく、今でも俺との接触を避けている。・・・一応学費は払ってくれているのだが。

やはり、というか学校に行っても友達も出来ず、ボッチである。それはもう幼稚園の頃からである。

だから今はせめてこれ以上避けられないように、とにかく目線を合わせないことにした。すると、俺に用事があってくる人とは多少話せるようになった。この目が原因と分かった瞬間でもあった。








しかし、そんな俺には一人だけ、理解者がいた。いや、いてくれた。




妹である。俺には妹がいる、名前は相沢 愛美で歳は二つほど離れている。妹は俺が目を合わせても、決して俯かず、逆に笑顔を向けてくれた。おれが怖くないのか?と、聞くと


「お兄ちゃんのどこが怖いの?むしろ、かっこいいよ!自慢のお兄ちゃんだよ!」


なんて言われて、思わず涙が出てしまった。

しかし妹は小学4年生から病気にかかってしまった。

ガンである。うちは裕福と言えるほどのお金はなかったから入院費で生活がカツカツになってしまった。

俺は高校生になってから、近くのお店でバイトを始めようとした。

しかし、またこの瞳が邪魔をした。面接を受けてもすぐに落とされるのだ。理由は簡単。


「君の目はお客さんを怖がらせる。君が来ても助からないし、逆に迷惑だ。」


と言われてしまった。しかも震え声で。

他を回っても同じ返答だった。だから俺は少し遠出をして、バイト先を見つけることにしたのだ。

しかし、また落とされるのが目に見えているので、俺は必死にどうやったら落とされないか考えた。

そこで思い付いた。それは・・・



目をつむって目の不自由な人のふりをすればいいんじゃね?と。


明らかに目の不自由、の時点で落とされることは明らかなのだが、この時の俺はそこまで頭が回らなかった。







しかし、なぜか受かってしまった。面接官の人は


「よし、君ならできるな、採用。」


と言って、受かった。しかし、受かったのはいいものの、ここからが大変だった。

何せ、目をつむりながら仕事をしているのだ。当然、足元もふらふらするし、すぐにものにぶつかり、迷惑の塊でしかない。

これでは明日には首になってしまう、そう思って、必死に歩く練習や物を掴む練習をしたのだが、僅か2時間でマスターをしてしまった。



どこに何があるか、とはいかないが、なにがあるか程度に分かるようになった。不思議に思ったが、気にしないことにした。

次のバイトの日からは、初日とは比べものにならないほどに、仕事がきちんと出来るようになっていた。

これはかなりの進歩である。何せ、誰も俺を避けようとしない。これは大きい変化だ。

しかし、友達を作ろうとはしない、てかおっさんとかばっちゃんしかいねぇし・・・。

と、まぁこんな感じで今までに過ごしてきた。学校休んでまで、バイトをした。とにかく治療代、及び入院費のためである。

俺は明日も稼ぐために、早めに寝た。




次回からセリフ沢山入れます

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