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天界の主  作者: 月花
第2章天魔戦争編
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神魔剣ゴロファニ

大部文字数が少なくなってしまいました。次回はもう少し多くなります。


神魔剣(しんまけん)ゴロファニ。魔剣を神が扱うとされる神剣に昇格させました」

「神剣って、サンの神剣エルと同じって事か?」

「違う。天神召喚(サナミルクト)は、一時的に天剣を神剣に昇格させる魔法だ。しかし、奴の神魔剣(しんまけん)ゴロファニとやらは永続。つまり、魔剣を神剣にしたんだ。昔、エルから言われた事がある。天神召喚(サナミルクト)の他にもう一つ神剣に昇格させる魔法があるとーーその名は昇格(レベル)。深淵魔法に分類させる魔法で天神召喚(サナミルクト)とは違い、永続的に神剣に昇格する代わりに使用するには番いを用意する必要があるらしく、全天使の中で過去現在合わせて、一人しか使用者が居ないという。確か名前は……ロヒ・エリスだっけな?」

「ロヒ……。私の故郷で90億年くらい前に戦を先導した英雄として崇められている天使。第1期上級大天使として軍にも入隊してる」


 アナは首に掛けてあるネックレスを手に持ち上げる。


「そして、長詠唱(ながえいしょう)の使い手。それがロヒ・エリス。このネックレスはロヒ・エリスが使っていた物をルビエルがくれたもの。このネックレスがあることによって、私は長詠唱(ながえいしょう)を効率良く使えるの」


 アナは何時もとは違う、低いトーンで言った。

 ドウラは魔法陣を30ほど描く。


「起源魔法 (ホノ)


 30ほどの魔法陣から一斉に火、水、草、闇、風、雷と多様な属性の魔法が繰り出された。


「全員、近くに寄れ! 反魔法 聖天(フエラク)


 ルドルフは聖天(フエラク)を使い、(ホノ)を受け止めた。しかし、(ホノ)の攻撃に耐えられず、聖天(フエラク)罅が入ってしまった。


「駄目だ、魔力が持たん。アナ! 回復を」

「わ、分かった。魔力回復(ヒール)


 ルドルフは光の粒に包まれた。この粒は対象にぶつかると、ぶつかった対象に魔力を注ぐ。


「このくらいあれば、十分だ」


 魔力が回復したことにより、先程より聖天(フエラク)を継続できるようになった。が、罅は大きくなる一方だ。すると、センキが「反魔法 威力上昇(ヒーリン)」と詠唱する。

 威力上昇(ヒーリン)は反魔法の効果を高める。その為、罅の拡張が止まった。


「威力を高めた。これで(ホノ)も耐えれらるだろう」


 少しすると、(ホノ)の威力が段々、弱まっていった。ドウラは魔法陣を消す。


「このくらいで良いでしょう。前菜は此処までです」

「ドウラ。貴様ら魔界軍は一体何が目的なんだ? 罪なき者を殺し、住処までも奪う。貴様らの所為でどれだけの尊き命が犠牲になったと思ってる? 今回の戦争だけでも10万だ。昔のも含めると100万以上にも上る。貴様らは命を何だと思ってる……残酷な死をすると、魂に傷ができると言う。貴様らは甚振ったり、堕天させたり……貴様らの目的は何なんだ? ドウラ」


 ルドルフは泣きながら魔界軍の目的を左腕であるドウラなら分かると思い訊いた。普通の魔使では戦闘理由を教えて貰ってないからだ。


「その答えは私より相応しい方がいらっしゃいます。その方に言ってもらった方が其方のサン様も納得してくれるでしょう。移動魔法 召還(ストン)


 ドウラの横に魔法陣が展開される。そして、その魔法陣から銀将星(ぎんしょうぼし)と呼ばれる徽章と肩に六芒星の階級章を身に付けた魔使が現れた。


「き、貴様は…………」


 サンは驚き、神剣エルを落としてしまった。


「久し振りですね。クロ(・・)いえ、魔界軍将総括様」

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