二つの魔剣
ルドルフの合図でサンは魔法陣の所まで羽で飛んだ。後方でセンキが強制羽生を使い、サンに羽を生やした。
サンは魔法陣の元へ着くと、サンは神剣エルを納刀し、魔法陣を描いた。
「剣技魔法 特殊納刀」
鞘から神剣エルの神々しい光が漏れる。その光は徐々に光を増し、鞘に龜裂が入ると、サンは神剣エルを抜刀した。
特殊納刀をした神剣エルの剣身は緑色変貌していた。その神剣エルでサンは魔法陣を斬ーーれなかった……。触手で魔法陣を覆われたからだ。斬れなかった事を確認すると、サンは直ぐに後退した。
「草神。王より授かった魔法です。草神は草神の神魔法を使えるようにします。なので、私は神同然なんlです! その触手は各々意思を持っています。当然、弱点である魔法陣に危機を感じると、自動的に守るように成っています。」
「ざけんな…………ふざけるな。てめぇら魔使が神を名乗るな!」
センキは激怒した。センキの故郷は神々信仰する国。センキも信仰している。その為、信仰対象の神を貶されたことに怒っているのだ。
$150年前$
ジエラ国ハジリオン地区住宅街。センキはその近くの第12軍事病院で産まれた。産まれた直後に魔力測定するときまりと成っている。そのため、センキも直ぐに魔力測定が行われた。センキが産まれた年は丁度、軍が新たな魔力測定器のテストとして導入した年だった。その魔力測定器を使い魔力を測定すると、(1257)という数字が出た。センキの前に行った天使の数値は(205)で平均は(318.25)。センキは生誕直後の魔力は平均の約4倍ということなる。(1257)という数字は初級3年生の平均とほぼ同じ。その為、センキは家族から神子と扱われた。
$ザクロ休養基地外$
「笑わすな。魔使ごときが神だと……もしそれが本当だったらな、てめぇは神じゃねぇ、邪神だ。神というのは、俺らの文明の起源なんだよ。神が居なければ、俺やてめぇの文明は存在しなかった……」
「戯言はよして下さい。神が文明の起源? 文明の起源は我らが主、ルサノ様やあなた方のところのルビエル様です。勿論、神は3000世界では文明の起源です。しかしここは主要世界。3000世界とは訳が違います」
「昔、ルビエルに教えて貰った事がある。神界の存在意義ついてだ。神界には神々が住んでいる。それは常識だ。神界は今は無きルビエルの母が創った世界なんだそうだ。神々はそこで【信仰】というものを集めているらしい。その【信仰】が神々のエネルギーとなる。神々は【信仰】を貰う代わりに信仰してもらった人々に知恵を分け与える。それが神界の役割だという。草神や水神も信仰の代わりに分け与えた魔法だ。貴様みたいな信仰の欠片も無い者が使っていい代物ではない」
「魔法を使うかどうかは、個人の意思なのでは? しかも、草神を使えるということは、神も使用を許した証です。では、お遊びはここまでにしましょう」
ドウラは草神を消し、魔法で剣2本をだした。
「魔剣ゴファニ。魔剣ゴロアニ。主にその姿を見せるが良い」
魔剣ゴファニは青く、魔剣ゴロアニは紫色の剣身をしている。
「この2本は同じ、素材で出来た魔剣です。なので、ゴファニを振ると、連動してゴロアニも振られます。このように」
ドウラは魔剣ゴファニと魔剣ゴロアニを持ち、「剣技魔法 火属」と詠唱する。すると、魔剣ゴロアニの剣身が赤く燃えた。赤く燃えた魔剣ゴロアニをドウラはルドルフ目掛けて振りかざす。その瞬間、魔剣ゴファニは勝手に赤く燃え、自分で振りかざした。振りかざすと、振りかざした先に火球が飛ばされる。
ルドルフは咄嗟に反魔法で火球防いだ。
「共鳴系の魔剣か……サン、ルドルフ気を付けろ。もし、あの魔剣が共鳴系なら、対象を別々に設定できる!」
「つまり……一回の攻撃で対象を2つにできるというのか」
「築いた様ですが、もう遅いです。魔剣魔法 共鳴」
ドウラは魔剣ゴファニの剣身に魔法陣を描く。そして、自動で魔剣ゴロアニの剣身にも魔法陣が描かれた。ドウラはその日本をクロスさせ、天に翳し、詠唱した。
「二つのシンエンが交わりしとき、新たに産まれる。其れがこの世の心理であり、森羅万象はこの手の中にある」
魔剣ゴファニと魔剣ゴロアニはドウラから離れ、上空に飛んでいった。魔剣ゴファニと魔剣ゴロアニは徐々に交わるように回転しだす。そして、神剣エル昇格させた時と同様の光が交わった魔剣から放たれた。光が止むと、そこには魔剣ゴファニと魔剣ゴロアニ姿は無く、代わりに別の剣がそこにはあった。
「神魔剣ゴロファニ」
ドウラは神魔剣ゴロファニを手に取る。




