模擬戦2 day3
タイトルの【2】はパート2という意味です。
サンは足を崩した。天剣魔法の魔力使用量は聖剣よりも多い。
「大丈夫? サンくん。今、回復してあげる。治癒魔法 魔力癒促」
アナが魔力癒促を使うと、サンにピンク色の粒子が巻き付く。
「ありがとう。アナ」
「駄目だ。奴から傷一つ見つからない」
センキは驚きなが言った。
「炎魔法 炎弧津波」
ルドルフが描いた魔法陣から炎が出る。その炎は弧を描く。炎は反対側にも広がり、炎の円が誕生した。そして、その円から水が噴射した。
「炎弧津波は、最初に炎の円を描く、次は円の中心に水魔法の魔法陣を描く。火属性と思わせ、実は水属性だったという所謂ドッキリだ」
ルドルフのドッキリにまんまと引っ掛かり、疑似生物は水属性の反魔法を使自身を守った。
通常、反魔法は火属性なら水属性の反魔法、水魔法なら草魔法と放たれた魔法属性の弱点となる属性にすることが多い。
「闇魔法 鏖殺」
野太い声で疑似生物は言った。
黒い煙がルドルフ達を襲う。まるで火山が噴火したかのように。
「待って、奴喋れるのか……」
魔法で創ったとはゆえ、普通の生命体。発声器官はちゃんと備わっている。
「反魔法 魔封。変化魔法 球体!」
咄嗟にルドルフは反魔法を使う。
すると、白色の球体がルドルフ達を包み込む。
「あっぶねぇ。危機一髪だった」
「あれに襲われたら、皆死んでいたぞ」
黒い煙は魔封ごと襲おうとするが、球体に損傷は見られない。
黒い煙が引き、ルドルフは魔封を解除した。
「う゛わあああぁぁぁぁ。闇魔法 強制羽生」
強制羽生は天使の羽を強制的に生やすことができる。ルドルフ達の羽も強制的に生やされた。
「お!あざーす。疑似生物さん。それじゃあ」
羽を使い、ルドルフ達は飛ぶ。
「無所属魔法 無重力」
疑似生物が自身をの足元に魔法陣描く。
無重力により、疑似生物は浮いた。
この瞬間。戦場が地上から空中へと変わった。
「飛んだ方が戦いやすいんだよなぁ~」
「サンくん。あれできる?」
「できるが……空中戦に対応しているか不明だ」
「取り敢えずやってみたら?」
「それも、そうか。剣技魔法 永棘閉」
サンが剣を投げると、疑似生物の周りを永遠に回り続け、結界を創った。
疑似生物は、そこから出ようとするが、結界に触れた瞬間、疑似生物の薬指が切り落とされる。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
疑似生物は鼓膜が破れるほどの悲鳴を上げた。
「うるさっ」
「今だ、ルドルフ、センキ。とどめをいれろ」
「「了解!」」




