模擬戦 day2.day3
2週間も休んでしまい、申し明けございません。
ヘブン・エンターは、昼夜問わず空は赤い。故に時計無しでは昼夜を確認することが困難である。
「良く寝た。今は玖時か」
最初に起きたのは、ルドルフだった。彼は起きて直ぐに時間を確認した。
25分後
次に起きたのは、サン。
「おはよう、ルドルフ。今日も練習か……」
サンはタメ息をつく。それもそのはず、ルドルフ達がやっている練習は、他と比べ物にならない程過酷で、魔力の消費も激しい。
「センキを起こすか? 玖時卅分だし。アナも起きているだろう」
「……そうだな。どうやって起こす? 魔法で起こすか、普通に起こすか」
「いや、普通でいい。魔法で起きるとかとんだ罰ゲームにも程がある」
「……そうか。俺が軍学園に入学していた頃は、魔法で普通に起こされたのだが、時代が変わったのか……」
サンは大天使長の中で一番高齢。
ルドルフはセンキ近付き体を優しく叩いた後名前を呼ぶ。
「おーい、センキ。もう玖時だぞ」
「ん? あ。あぁ」
明らかに寝起き声でセンキは応答する。
「さっさと着替えておけ、多分もうじきアナが来る」
「そ、そうか」
センキは慌てて着替え始める。
センキが、着替えている最中、上級専12室のチャイムが鳴った。
「やっほー。皆起きてる? 入るよー」
ルドルフ達に有無を確認すること無く、アナはテントに入る。
「ちょ、まって」
「え……ってまだ着替えて無かったの?」
アナは咄嗟に手で目を隠す。
「すまん」
「そんなこと言ってないで、早く着替えて!」
暫くして、センキは着替え終わった。
「もういいぞ、すまなかった」
「着替えているなら、ちゃんと言ってよね!?」
自分のせいなのに、何故かアナは怒っている。
「今日も練習するか……」
ルドルフ達は昨日の練習場へ転移した。
その日は昨日と同じように過ごした。
$3日目$
今日は、ルドルフが定めた模擬戦の日。
ルドルフ達は、今日も練習場へ行く。
「今日は模擬戦を行う。創魔法を用いて、擬似的に魔使を創る」
ルドルフは直径2mの魔法陣を描く。
「創魔法 擬似生物。この魔法陣に今、現段階で分かっている魔使の容姿を追加する」
魔法陣は特定の魔法に関しては、使用後も詳細変更が可能。特に擬似生物は使用後に容姿など設定することが多い。
「多分これで、いける筈……」
魔法陣が突如として光だし、魔法陣の中央に雷が落ちる。その雷から擬似生物が誕生する。
「さあ、とっくに戦闘は始まっている。皆、ポジションδでいくぞ!!」
「すぅー」
サンは深呼吸をする。
「天剣魔法 落雷残像」
サンが天剣で疑似生物を斬ると、剣の残像から雷が落ちる。
「やはり、まだ練習がいるな」




