作戦会議 day1
会話が殆ど占めています。それでも良いなら、どうぞ
「おい、退けって。此れから作戦会議があるから」
「ふふ、ルドちゃんったら照れちゃって。しゃーないな」
アナはまるで、子供扱いするかのように言った。
「サンはまだ来てないが良いのか? 勝手にやるとあいつキレるぞ」
「まぁ……その時はその時だ」
「ていうかさ、何処にあるの? その作戦会議ができる場所」
「やっべ」
〈そう言えば、ミクロラから詳細な場所を訊くのを忘れていた〉
「流石に、休養基地でも簡易的な作戦会議をする場所くらいあるだろ」
ルドルフの目の前に。いきなり魔法陣が形成される。
その魔法陣は、途轍もないほどの光を放射した。
光が収まると、そこには、人影があった。
高身長で冷静沈着、天界でも1位2位を争う程のイケメン。腰には聖剣を佩いた、サンが現れた。
「サンじゃないか?早くね?」
「あ゛?貴様が言ったじゃないか、来いと」
「おひさー。サン君」
「その呼び名を何時になったら、止めるのだ?」
〈その呼び方を他の天使がが居るところでやられると、恥ずかしいなのだが〉
「んーとね、一生止めない」
「ところで、天界の内戦はどうなったんだ?」
「少し落ち着いた。だがら来れた」
「まっ、全員?揃った事だし、作戦会議をしよう。キロ・ドウラを倒すための」
「此処は……テーブルすらないな」
サンは辺りを目渡しながら言った。
「ミクロラに訊きに行くか。よしルドルフ任せた」
センキはルドルフの肩をポンと叩いた。
「何で俺?」
「いや、仕切ってるし?」
「こういう時は、じゃんけんが一番だ。いくぞ」
サンの合図を期に皆、手を出す。
「最初は、グー。じゃんけんぽん!」
「チョキ」
「グー」
「グー」
「チョキ」
ルドルフ、サンはグーを出し、センキ、アナはチョキを出した。
「よっしゃ、勝った」
「えー負けちゃった」
「それでは、2回戦。最初はー。グーじゃんけんぽん」
「パー」
「チョキだ」
アナはパーを出し、センキはチョキを出した。これにより、アナがミクロラに訊きに行くことが確定した。
「じゃあ、行ってくるね」
手を振りながら、アナはテントを出た。
「寝専5室にいればいいけど……」
ミクロラの居場所が分からず、困っていた。
「着いたけど。えーっと此れを押せば良いのかな?」
戸惑いながら、アナはチャイムを押す。
すると、ミクロラの声が聞こえてきた。
「はーい。何かご用ですか?」
「あの~アナだけど…その、、作戦会議が出来る場所。知ってる?」
「作戦会議が出来る場所ですか……一応、ザクロ休養基地の最奥にあります…が、そこまで本格的では、ありませんよ。テーブルと椅子が6つくらいで、紙とペンが常備されているくらいですから」
「それで良いや。ありがとう。ミクロラちゃん」
アナは、ルドルフ達が待っている上級専12室へ転移した。
「訊いてきたよ~」
「で、何処にある?」
「ここの、一番奥に簡易的なのがあるらしい」
「それは、助かるな」
4人は、テントを出て、作戦会議が出来る場所に向かう。
「ここか…」
作戦会議が出来る場所思わしきテントは、他のテントより、3回りほど大きい。
「取り敢えず、入ってみましょ」
4人は中へ入る。そのテント内は、ミクロラに言われた通りに、デカイテーブル椅子が6つポツンと置かれている。テーブルの上にペンと紙も置かれている。
「まずはーーこの紙に」
ルドルフは一目散にペンを走らせた。
「何か書くのか?」
「よし、出来た。」
ルドルフが描いたのは、陣形だった。
「この、凹がドウラだ。そして、反対側にいる凸が俺らだ」
「それで、主な戦闘スタイルどうする?」
「私は、治癒魔法で援助しか出来ないし」
「俺は、皆が存じている通り、剣技魔法がメインだ」
「呪縛魔法……どうやって使おう?敵の魔力を減らしたり…ほぼ使い道が皆無」
「じゃあ、こうしよう。俺とサンが近距離戦を持ち掛ける。その隙にセンキが呪縛魔法で奴を封じろ。アナは援助頼む」
「呪縛魔法ってそんなに、便利な魔法じゃないぞ? 少しでも間違えたら味方に影響するし」
「でも、大天使長登り詰めたんだ。幾多といる呪縛魔法の使い手をのし上がって来たんだ。期待してるぞ」
低姿勢なセンキに、サンは彼の呪縛を信じている。
「それでは、此れにて大天使長緊急会議を終わる。以降の日程はこうだ」
ルドルフは紙に日程を書き出した。
「今日、明日で作戦を練習する。3日目で模擬戦を行い、4日目は作戦の修正をする。5,6日目で修正した箇所を練る。7日目は休暇だ」
「はい、6日目も休みが良いです」
アナはまるで、授業かのように手を挙げながら言った。
「俺もアナの意見に賛成だ。1日だけでは魔力の回復が追い付くかも分からん」
「そうか……よし、6日目も休暇にしよう」
「やったー、ありがとサン君」
笑みを浮かべながらアナはサンに近づく。
「練習が出来るよう、広めの場所に移動しよう」
「此処は、魔界軍の本拠地から随分離れている」
ルドルフは、移動魔法陣を描く。
「転移する。この魔法陣の中へ入れ。数多転移」
魔法陣が光だし、彼らは転移した。




