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天界の主  作者: 月花
第2章天魔戦争編
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大天使長集合

「整備部隊に告ぐ、俺はルドルフの命で前線で戦わなければならなくなった。故にファイのリミット6は一時中断する」

「「「はい!」」」


 整備部隊の天使が一斉に応える。


「移動魔法 座標転移(テイハ)


 センキの足元に魔法陣が展開される。


「座標は、方正に50℃、佐向に167℃っと」


 その魔法陣の上に、新たに魔法陣を加える。

 すると、魔法陣が光だし、センキは転移した。


「此処がザクロ休養基地か……」


 センキの目線には、【ザクロ休養基地】と書かれている看板がある。

「ルドルフは、何処に居るんだ? あそこにいる門番に訊いてみるか」


 看板の下には、門が置かれており、そこには門番が居座っている。

 センキは、門番の所まで歩き、話し掛けた。


「すいません、此処にルドルフが居ると訊いたのですが」

「はい、センキ様。ルドルフ大天使長は此方に居ますが、私は何処に居るか分からないのです。一応、中へ入ってください。寝専7室という所に行けば何か分かるかもしれませんので」

「寝専7室は、どこら辺にある?」

「7室は、此方から入っていただき、右に3、上に7行った先にございます」

「ありがとな」


 センキはお礼を言い、7室へと向かった。


「此処が、寝専7室か…」


 センキはチャイムを押した。

 すると、ミクロラの声がした。


「はい!何かご用でしょうか?」

「センキだ。すまんがルドルフは今何処に居る?」

「少々、お待ちください」


 暫くすると、ミクロラがテントからでてきた。


「一応、上級専12と言うところに居ますが、分からないと思いますので、私がご案内させていただきます」

「それは、助かる」

 

 センキは、ミクロラに案内されながら、上級専12室に向かう。


「ルドルフ様ー。センキ様がお見えなりま………した……。って何やっているんですか??」


 ミクロラが見た光景は、本が大量に散らばっており、剣の試し切り専用の藁人形が置かれていた。


「ん?只の勉強だが」

「それより、センキ様が来られましたよ」

「全く…何をやっているんだ。この馬鹿が……これだから最近の若い奴ってのは。てか早く片付けろ」


 センキは、頭を抱えながら言った。


「はーい」


 適当な応えをしたルドルフに対し、センキは怒った。


「呪縛魔法 強制労働(ズヴァイン)。そこの本を片付けろ」


 ルドルフの首に赤い枷が付けられる。

 そして、何故か本を片付け始めた。


「な?体が勝手に」


 5分くらいして、本が片付く。


「すまんな、見苦しいところを見せて」


 センキは、ミクロラに謝る。


「いえいえ、大丈夫ですって」

「解除」


 そう言うと、ルドルフの首に付いていた枷が、取れる。  


「やっと、体に自由が……ミクロラ、アナとサンが来たら、また言ってくれ」

「了解です」


 ミクロラは、テント出た。


「ドウラが襲ってきたってのは、本当か?」

「正確に言えば、俺とドウラが戦ったがな」

「てか、何で本を散らかしていた?」

「魔法の勉強をしよっかなって。今の実力じゃ勝てないし。あいつ、獄炎天爆燃核融(ヘルスライス)を使っても倒せないんだぜ? やばくないか」


 笑いながら、ルドルフは言う。


「アナは分かるが、サンも来るのか」

「ああ、ドウラがうんたらって言ったら直ぐ来るって言ってた」


 30分経ち、上級専12室のチャイムが押された。


「ん? 誰か来たな。はーいどちら様ですか」


 ルドルフは、テントの扉を開けながら言う。


「って、なんだアナか……」

「がっかりしないで?ねぇ」

「よ!アナ」


 がっかりしているルドルフに対し、センキは嬉しがっていた。


「やっほー。セ・ン・キちゃーん」

「おい、ルドルフも居るんだぞ」


 センキは照れている。


「えぇー。昔は良く、おねえちゃんって呼んでくれたじゃない?」

「何年前の話をしているんだ」

「え? センちゃんが100くらいだから……90年くらい前?」

「まぁ。いいや」


 ルドルフは、戸惑っていた。


「あ、そうだ、ルドルフもルドちゃんって呼んで言い?」


 ルドルフは頬を赤くしながら言う。


「まあ。いいが」

「やったー。これから宜しくね、ルドちゃん」


 アナはルドルフの腕に抱きつく。

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