大天使長集合
「整備部隊に告ぐ、俺はルドルフの命で前線で戦わなければならなくなった。故にファイのリミット6は一時中断する」
「「「はい!」」」
整備部隊の天使が一斉に応える。
「移動魔法 座標転移」
センキの足元に魔法陣が展開される。
「座標は、方正に50℃、佐向に167℃っと」
その魔法陣の上に、新たに魔法陣を加える。
すると、魔法陣が光だし、センキは転移した。
「此処がザクロ休養基地か……」
センキの目線には、【ザクロ休養基地】と書かれている看板がある。
「ルドルフは、何処に居るんだ? あそこにいる門番に訊いてみるか」
看板の下には、門が置かれており、そこには門番が居座っている。
センキは、門番の所まで歩き、話し掛けた。
「すいません、此処にルドルフが居ると訊いたのですが」
「はい、センキ様。ルドルフ大天使長は此方に居ますが、私は何処に居るか分からないのです。一応、中へ入ってください。寝専7室という所に行けば何か分かるかもしれませんので」
「寝専7室は、どこら辺にある?」
「7室は、此方から入っていただき、右に3、上に7行った先にございます」
「ありがとな」
センキはお礼を言い、7室へと向かった。
「此処が、寝専7室か…」
センキはチャイムを押した。
すると、ミクロラの声がした。
「はい!何かご用でしょうか?」
「センキだ。すまんがルドルフは今何処に居る?」
「少々、お待ちください」
暫くすると、ミクロラがテントからでてきた。
「一応、上級専12と言うところに居ますが、分からないと思いますので、私がご案内させていただきます」
「それは、助かる」
センキは、ミクロラに案内されながら、上級専12室に向かう。
「ルドルフ様ー。センキ様がお見えなりま………した……。って何やっているんですか??」
ミクロラが見た光景は、本が大量に散らばっており、剣の試し切り専用の藁人形が置かれていた。
「ん?只の勉強だが」
「それより、センキ様が来られましたよ」
「全く…何をやっているんだ。この馬鹿が……これだから最近の若い奴ってのは。てか早く片付けろ」
センキは、頭を抱えながら言った。
「はーい」
適当な応えをしたルドルフに対し、センキは怒った。
「呪縛魔法 強制労働。そこの本を片付けろ」
ルドルフの首に赤い枷が付けられる。
そして、何故か本を片付け始めた。
「な?体が勝手に」
5分くらいして、本が片付く。
「すまんな、見苦しいところを見せて」
センキは、ミクロラに謝る。
「いえいえ、大丈夫ですって」
「解除」
そう言うと、ルドルフの首に付いていた枷が、取れる。
「やっと、体に自由が……ミクロラ、アナとサンが来たら、また言ってくれ」
「了解です」
ミクロラは、テント出た。
「ドウラが襲ってきたってのは、本当か?」
「正確に言えば、俺とドウラが戦ったがな」
「てか、何で本を散らかしていた?」
「魔法の勉強をしよっかなって。今の実力じゃ勝てないし。あいつ、獄炎天爆燃核融を使っても倒せないんだぜ? やばくないか」
笑いながら、ルドルフは言う。
「アナは分かるが、サンも来るのか」
「ああ、ドウラがうんたらって言ったら直ぐ来るって言ってた」
30分経ち、上級専12室のチャイムが押された。
「ん? 誰か来たな。はーいどちら様ですか」
ルドルフは、テントの扉を開けながら言う。
「って、なんだアナか……」
「がっかりしないで?ねぇ」
「よ!アナ」
がっかりしているルドルフに対し、センキは嬉しがっていた。
「やっほー。セ・ン・キちゃーん」
「おい、ルドルフも居るんだぞ」
センキは照れている。
「えぇー。昔は良く、おねえちゃんって呼んでくれたじゃない?」
「何年前の話をしているんだ」
「え? センちゃんが100くらいだから……90年くらい前?」
「まぁ。いいや」
ルドルフは、戸惑っていた。
「あ、そうだ、ルドルフもルドちゃんって呼んで言い?」
ルドルフは頬を赤くしながら言う。
「まあ。いいが」
「やったー。これから宜しくね、ルドちゃん」
アナはルドルフの腕に抱きつく。




