表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天界の主  作者: 月花
第2章天魔戦争編
35/72

集合

 朝日が昇ったが、空は依然として紅く染まっている。

 そんな中、ルドルフは目を覚ました。


「あ、あぁ。よく寝た」


 背伸びをしながらルドルフは、寝起きの声で言った。


「一先ず、アナ達を呼ばないとな」

 

 点滴を外し、ルドルフは、ゆっくりと立ち上がり、そのまま、テントを出た。


「今日も、相変わらず紅いな、空は。あ」


 そう言いながら、ルドルフはミクロラを探しに歩く。


「そう言えば、あの女医が5室にいるとか言っていたな。手当たり次第、探すか……」

 

 10分ほど、ルドルフは探し回り、5室と書かれているテントの前に立った。


「一つ一つ、探すと流石に疲れる」


 ドウラとの戦いで、ルドルフは身体にも疲労が貯まっていた。

 テントに付属してある、チャイムをルドルフは押すと、機械音声が流れてきた。


『はい!ご用件をお話下さい』

「ミクロラ少将は、そこにいるか?」

『ミクロラ少将は現在、7室にて就寝中です』


 ルドルフは、7室へと向かった。

 寝専(しんせん)7室と書かれているテントに立ち、ルドルフは再度チャイムを押した。


『はーい。此方は寝専7室です。ご用件をお話下さい』


 今度は、機械音声ではなく、普通の天使の声だった。


「ミクロラ少将は、そこに居るか?さっき、5室に行ったら、此処に居ると言われてな」

『はい、ミクロラ少将は此方にいらっしゃいます。ルドルフ大天使長ですよね』

「そうだ」

『どうぞ、中へ入ってきてください。あ!くれぐれもお静かに』


 ルドルフは、テントのドアを開け、中へと入っていく。

 テントの中は、2段ベッドが4床ほど並んでいた。


 若い天使がルドルフに話し掛ける。


「ルドルフ大天使長。ミクロラ少将を呼んできますので、少しお待ちください」

 10分くらい待った後、ミクロラがやってきた。


「ルドルフ様、すみませんこんな早く」

「いや、此方も時間を言ってなく悪かった。俺が休んでいたテントに来てくれるか?」

「はい、畏まりました」


 ルドルフとミクロラは、あのテントへと向かった。


「やっと、着きましたね」

「ああ、今日はアナ達を呼ばないと行けない」

「そう言えば、そうでしたね」

「具現化魔法・音声同複通信(デン・グーコノフ)大天使長」


 ルドルフの目の前に、青いパネルが出現する。そこには、

【大天使長グループへ通信中・・・】

と書かれていた。

 少し待つと、その文字が

【大天使長グループへの通信が完了しました。音声を相手側へ伝えます……ミュート解除まで、3・2・1 解除】

に変わっており、現在、通信相手の声が伝わっている状態になっている。


『どうした?ルドルフ』


 最初に声を発したのは、センキだった。


「ファイのリミット6はまだか?」

『まだ、準備段階だ、リミット6をするには、もう少しかかる』

「ファイは、後回しでいい。それより此方へ来てくれ」


 センキは、怒り口調で言う。


『はああああ??ルドルフ、貴様がやれと言ったのだろ。それより、何処に居るんだ?』

「ザクロ休養基地という所で魔力を回復している」

『おい!魔力を回復ってどういう事だよ!!只の魔使との戦闘ならば、直ぐに回復するはずだ』

「詳細は後で来てから話す。直ぐにこれるか?」

『今は漆時廿分(7時20分)か…捌時(8時)になったら、其方へ向かう。移動魔法が使えるか分からんが……』

「座標を言った方が良いか?方正に50℃佐向に167℃だ」

『ありがとう。それじゃ』


 センキは音声通信を切った。


『終わったかな?』


 その声の正体は、アナだった。


「アナか…」

『ねぇ。何で、落ち込むの??』

「何処からいた?」

『最初のファイがなんとかかんとかの所から………』

「最初からか……なら説明する必要もないな。今からこれるか?」

『えぇ、行けるけど……方正50℃の佐向167℃だよね。じゃあもう少ししたら行くから待ってててね』

「出来れば、早く来てほしい」


 アナは音声通信を切った。


〈サンは、忙しいらしいからな。でるはずないか……〉


『んー?何か用か?ルドルフ』


 サンの声が聞こえ、ルドルフは驚いた表情をしていた。


「お前忙しい筈では?」

『今は休憩していてな。それより、何でグループなんだ?』

「アナとセンキにも言ったが、ザクロ休養基地に今すぐ来れるか?」

『無理だが?此方は此方で内乱を治めるのに背一杯なんだ』

「それは存じているが、此方は、キロ・ドウラが仕掛けてきたんだ」

『そ…それは、本当か? 仕方がない、そっちへ向かう』

「ありがとう」


 ルドルフは、音声同複通信(デン・グーコノフ)を解除した。


「少しテントで休むか…ミクロラ、捌時にセンキが来る。そうしたら、此方へ来いと言ってくれ」

「はい、了解です」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ