失敗被使
遅れてしまいました
河川でルドルフが石の上で休んでいた。
「失敗被使か、ところでこいつはLot何番だ?番号によっちゃあ、此処で殺すが…」
被使の耳の裏には【Lot.04 被使イサダ】と書かれていた。
「イサダ……確か、センキの奴がリミット6を間違えて禁忌のリミット8を使ってしまったという被使か…てか、この鎖、何かしらの魔方が組み込まれている…行動を制御するためか?そもそも、鎖は、魔使が着けたものだろう。まあ、基地に持って帰って見てみるか」
ルドルフは、再度歩きだし基地へと向かった。
1時間ほど歩いたら、基地が見えてきた。
「フゥー、やっと、着いた…」
基地には、門番がおり、その人に許可をとらないと入れない仕組みになっている。
ルドルフは、門の前にたつと何かを渡していた。
「ルドルフ大天使長様ですね、そちらの方は?」
「ああ、魔使が持っていた、失敗被使だ。此処が一番近かったから保管してもらおうかと」
「なるほど、そういう事でしたら少し確認を取らせていただきます」
「了解だ」
門番は、建物の中に入っていった。
しばらくすると、門番が戻ってきた。
「はい、確認が取れましたのでどうぞ」
ルドルフは、建物の中に入った。
建物は、シンプルで、扉を開けると、廊下があり、その廊下を使い他の部屋に行く構造になってる。
「被使科は、どこだ?普通だったらこの辺に案内板があるはず…」
ルドルフは、周辺を探した。
「あった、左の5番目だな」
廊下は、右左に広がっている。
ルドルフが歩いていると、看板が見えてきた。
【被使科】
「よし、着いた」
ルドルフは、ドアをコンコンとノックした。
すると、ドアが開き、中から若い女性が出てきた。
「はい、何でしょう?あ、ルドルフ様でしたか、どうぞ中へ」
ルドルフは、中へと入っていく。
中は、オフィスのようになっており、左奥には、実験の跡がある。
「シーナ大尉、ルドルフ大天使長がお見えになりました」
女性がそういうと、奥から白衣を纏った老人が来た。
「おやおや、ルドルフ様。ご用件は?」
「失敗被使を受け取って欲しいのだが……大丈夫か?」
「はい、空きは御座います。Lotは幾つでしょうか?」
「Lot.04だ。」
シーナは、本棚から本を取った。
「ありました。被使イサダ。Lot.04、製造日 創記4887年、得意魔法 水属性。平常に創られたら、大天使長ほどの魔力を有すはずだったが、リミット5を誤りリミット8と間違えてしまったため、被使研究所ワト支部の地下で収容された。しかし、魔使の襲撃により、奪われてしまった被使一人。と書かれています」
「それでは、頼むぞ」
「はい、了解しました」
ルドルフは、部屋を出た。




