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天界の主  作者: 月花
第2章天魔戦争編
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失敗被使

 遅れてしまいました

 河川でルドルフが石の上で休んでいた。

「失敗被使か、ところでこいつはLot何番だ?番号によっちゃあ、此処で殺すが…」


 被使の耳の裏には【Lot.04 被使イサダ】と書かれていた。


「イサダ……確か、センキの奴がリミット6を間違えて禁忌のリミット8を使ってしまったという被使か…てか、この鎖、何かしらの魔方が組み込まれている…行動を制御するためか?そもそも、鎖は、魔使が着けたものだろう。まあ、基地に持って帰って見てみるか」


 ルドルフは、再度歩きだし基地へと向かった。

 1時間ほど歩いたら、基地が見えてきた。


「フゥー、やっと、着いた…」


 基地には、門番がおり、その人に許可をとらないと入れない仕組みになっている。

 ルドルフは、門の前にたつと何かを渡していた。


「ルドルフ大天使長様ですね、そちらの方は?」

「ああ、魔使が持っていた、失敗被使だ。此処が一番近かったから保管してもらおうかと」

「なるほど、そういう事でしたら少し確認を取らせていただきます」

「了解だ」


 門番は、建物の中に入っていった。

 しばらくすると、門番が戻ってきた。


「はい、確認が取れましたのでどうぞ」


 ルドルフは、建物の中に入った。

 建物は、シンプルで、扉を開けると、廊下があり、その廊下を使い他の部屋に行く構造になってる。


「被使科は、どこだ?普通だったらこの辺に案内板があるはず…」

 

 ルドルフは、周辺を探した。


「あった、左の5番目だな」


 廊下は、右左に広がっている。

 ルドルフが歩いていると、看板が見えてきた。

【被使科】


「よし、着いた」


 ルドルフは、ドアをコンコンとノックした。

 すると、ドアが開き、中から若い女性が出てきた。


「はい、何でしょう?あ、ルドルフ様でしたか、どうぞ中へ」


 ルドルフは、中へと入っていく。

 中は、オフィスのようになっており、左奥には、実験の跡がある。


「シーナ大尉、ルドルフ大天使長がお見えになりました」


 女性がそういうと、奥から白衣を纏った老人が来た。


「おやおや、ルドルフ様。ご用件は?」

失敗被使(こいつ)を受け取って欲しいのだが……大丈夫か?」

「はい、空きは御座います。Lotは幾つでしょうか?」

「Lot.04だ。」


 シーナは、本棚から本を取った。


「ありました。被使イサダ。Lot.04、製造日 創記4887年、得意魔法 水属性。平常に創られたら、大天使長ほどの魔力を有すはずだったが、リミット5を誤りリミット8と間違えてしまったため、被使研究所ワト支部の地下で収容された。しかし、魔使の襲撃により、奪われてしまった被使一人。と書かれています」

「それでは、頼むぞ」

「はい、了解しました」


 ルドルフは、部屋を出た。

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