天使創造
今回から新章突入です。
前置き↓
暇だから私は、自室の本棚にある(天魔戦争)という本を取り出した。本には保存魔法をかけてあり、発行されてから10億年経ったにも関わらず、綺麗だった。私は直ぐに本を読み始めた。その本には懐かしいアナの丸っこい字でこう書かれていた。
ここは、天界の下。通称ヘブン・エンター。天界唯一の娯楽街だが、今となっては、戦場になっている。
「魔界の本拠地は、リンブン周辺だ。奴らとの距離はおよそ、400km。だが、道中には、奴らが放った魔物がうろうろしている。どうする、アナ?」
天使が話している。輪の形状的に、大天使長だろう。その、天使の側には、女性の姿がある。
「さぁ?ひとまずは、ルビエルの帰りを待つべきでしょ。その為には、守りを固めないといけないわ」
「ふむ、そうか。そうなると、奴らとの間に、結界を創りたいが……、結界を創れる反魔法の使いは今、本土の守りについてるからな」
二人がいる部屋のドアが開き、天使が数人部屋に入ってきた。
「ルドルフ大天使長。奴ら、魔界軍が進行を始めました」
「なんだ…と、それは、どの方角だ」
「はい、弍天使の天剣が納めてある場所…方正の方面です。」
「わかった、お前達は、他の大天使長の所に報告に行け」
「はっ」
先程の天使達は、魔法で移動した。
「まずいな、現状戦いに参加出来るのは、部隊Cと大天使長3人か、」
「三人?あと一人は?まさか…」
「ああ、ファイを使う。少し危険だが、やるしかない」
「そんな、リミット5すら終わってないのに、」
「整備部隊に告ぐ、被使 ファイを解放しろ。早急にだ」
ルドルフは焦った表情をしていた。邪神を組み止めるに頭がパンクしていた。
「アナ、ここは任せる。俺は前線に行く」
「まって、」
ルドルフは、アナの言葉に聞く耳を持たず、そのまま行ってしまった。
「センキ様、ルドルフ大天使長から、ファイを解放しろと言われました。どうしましょう?」
どうやら、先程の天使が話している。
「バカか、あいつは。全被使整備部隊に告ぐリミット5を早急に終わらせろ。他の被使は後回しだ。魔軍の進行を止めるには、ファイの力が必要だ」
被使研究室では、魔法を駆使し、被使と呼ばれる生命体を創っていた。
「センキ様、リミット5とは何ですか?」
新米の天使がセンキに質問をしている。
「リミットとは、魔法陣の構築の呼び名だ。リミット1では、大まかな形等を魔法陣に取り込み、リミット2では、性別等、少し細かくする。リミット3では、得意魔法等、戦闘に特化させる。リミット4では、生命に必要な心臓等を創る。問題が、リミット5だ、リミット5では、全ての臓器を入れる。最終リミット6では、意識等を創る。現在、ファイはリミット4で、最低でもリミット5までは終わらないといけない」
いきなり、センキの目の前に、パネルが現れた。
「センキ様。リミット5の準備が出来ました。地下2階 19号室にお越しください」
「了解だ、至急そちらに向かう」
そう言い、センキは部屋から出て、地下へと向かった。
センキが19号室に着くと、室内にある、巨大な魔法陣に行った。
「これより、被使 ファイのリミット5を開始する。リミット5は非常に危険だ、反魔法 放線を使える研究員以外は、事前に用意してある、固定魔法陣が張り巡らしている部屋へと避難しろ」
他の研究員、殆どが部屋へ避難し、センキがまた指示を出した。
「被使 ファイのリミット5を開始する。人体創造魔法 創人 焉」
魔法陣が青い粒子が現れ、ファイの体を粒子が被う。
「よし、終わった……」




