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天界の主  作者: 月花
第2章天魔戦争編
29/72

天使創造

今回から新章突入です。


前置き↓

暇だから私は、自室の本棚にある(天魔戦争)という本を取り出した。本には保存魔法をかけてあり、発行されてから10億年経ったにも関わらず、綺麗だった。私は直ぐに本を読み始めた。その本には懐かしいアナの丸っこい字でこう書かれていた。

 ここは、天界の下。通称ヘブン・エンター。天界唯一の娯楽街だが、今となっては、戦場になっている。


「魔界の本拠地は、リンブン周辺だ。奴らとの距離はおよそ、400km。だが、道中には、奴らが放った魔物がうろうろしている。どうする、アナ?」


 天使が話している。輪の形状的に、大天使長だろう。その、天使の側には、女性の姿がある。


「さぁ?ひとまずは、ルビエルの帰りを待つべきでしょ。その為には、守りを固めないといけないわ」

「ふむ、そうか。そうなると、奴らとの間に、結界を創りたいが……、結界を創れる反魔法の使いは今、本土の守りについてるからな」


 二人がいる部屋のドアが開き、天使が数人部屋に入ってきた。


「ルドルフ大天使長。奴ら、魔界軍が進行を始めました」

「なんだ…と、それは、どの方角だ」

「はい、弍天使の天剣が納めてある場所…方正の方面です。」

「わかった、お前達は、他の大天使長の所に報告に行け」

「はっ」


 先程の天使達は、魔法で移動した。


「まずいな、現状戦いに参加出来るのは、部隊Cと大天使長3人か、」

「三人?あと一人は?まさか…」

「ああ、ファイを使う。少し危険だが、やるしかない」

「そんな、リミット5すら終わってないのに、」

「整備部隊に告ぐ、被使 ファイを解放しろ。早急にだ」


 ルドルフは焦った表情をしていた。邪神を組み止めるに頭がパンクしていた。


「アナ、ここは任せる。俺は前線に行く」

「まって、」


 ルドルフは、アナの言葉に聞く耳を持たず、そのまま行ってしまった。


「センキ様、ルドルフ大天使長から、ファイを解放しろと言われました。どうしましょう?」


 どうやら、先程の天使が話している。


「バカか、あいつは。全被使整備部隊に告ぐリミット5を早急に終わらせろ。他の被使は後回しだ。魔軍の進行を止めるには、ファイの力が必要だ」


 被使研究室では、魔法を駆使し、被使と呼ばれる生命体を創っていた。


「センキ様、リミット5とは何ですか?」


 新米の天使がセンキに質問をしている。


「リミットとは、魔法陣の構築の呼び名だ。リミット1では、大まかな形等を魔法陣に取り込み、リミット2では、性別等、少し細かくする。リミット3では、得意魔法等、戦闘に特化させる。リミット4では、生命に必要な心臓等を創る。問題が、リミット5だ、リミット5では、全ての臓器を入れる。最終リミット6では、意識等を創る。現在、ファイはリミット4で、最低でもリミット5までは終わらないといけない」


 いきなり、センキの目の前に、パネルが現れた。


「センキ様。リミット5の準備が出来ました。地下2階 19号室にお越しください」

「了解だ、至急そちらに向かう」


 そう言い、センキは部屋から出て、地下へと向かった。

 センキが19号室に着くと、室内にある、巨大な魔法陣に行った。


「これより、被使 ファイのリミット5を開始する。リミット5は非常に危険だ、反魔法 放線(オゾン)を使える研究員以外は、事前に用意してある、固定魔法陣が張り巡らしている部屋へと避難しろ」


 他の研究員、殆どが部屋へ避難し、センキがまた指示を出した。


「被使 ファイのリミット5を開始する。人体創造魔法 創人 焉(ファイ)


 魔法陣が青い粒子が現れ、ファイの体を粒子が被う。


「よし、終わった……」

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