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第二話 実は最強につき!!
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『天才探偵!!再び、最弱の敵を倒す!諦めの悪い最弱の末路』
電子新聞を開いてすぐにその文字が目に飛び込んできた。
それを、見た途端妹はため息をつき項垂れる。
「お兄様は、本当は我が財閥の希望ですのに…。」
「本当の才能は、月に隠れて見えない者なのだよ。」
上座に座り珈琲を啜る父が妹を論破する。
「父上…何か恥ずかしいのでやめてくださいよ。」
僕が、苦笑しながらそう呟く。
「僕は、モブなのですから…二人が気にするほどの能力もありませんよ。」
父と妹は同時にため息をつく。
「本当に、演技がお上手な事で。」
二人は皮肉たっぷりにそう言った。
今後とも応援よろしくお願いします。
