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料理

さてさて、嫌な女はいるものの、料理は大好きである

今日はそこらへんに生えているミントらしきものと、ナスらしきもの、それに抜くとぎゃー!!!

と言うマンドラゴラ、これは人参の代わり、ナンプラーもどきを入れわっさわっさとサラダを作る。

肉は男衆が取りに行っているはずだ。聖女に至ってはテントの中でお昼寝・・・


後はスープを煮込もう。こちらの植物は時々動き回るから厄介だ。

これは魔物の一種かもなぁーなんて思いながら

容赦なく顔のごつごつしたジャガイモもどきをけり倒す。ごふっと黄色い汁を飛ばして力はてたが気にしない。

玉ねぎは葉から催涙スプレーを噴射するから要注意

「ヨッと。 今日は泣かずに捕獲成功~~♪」

玉ねぎは皮をむくといやーーーー!!と叫び羞恥のため赤く煮えてしまうから要注意。

生で食したい場合は一気に懐に切り込む。

今日は煮込むから遠慮なくひん剥いてやろう!僕が剥きにかかると


「姫!!見てください!わたくしが捕りました!おや??他の者はまだか。ふはは!!俺が一番のようだな!!」

と、ウサギに角の生えたド〇〇エに出てくるような魔獣をぶら下げて帰ってきた。

「まぁすごいわ!!!わたくしも料理を作っていましたの。王子のために・・・その・・・・

お口に合うかわかりませんが・・・」


「おお!!なんという健気さ・・・姫は容姿も美しいが心も透き通って何もかもが輝いて見える・・・

それに比べ、そこの黒いのは何をしておったのだ、いるだけでも辛気臭いというのに・・・

姫をみならえ!!」


「・・・申し訳ありません殿下、スープの玉ねぎと格闘しておりました為・・・」

と手にしていた玉ねぎの皮を一剥きして二人に見せつける

{ぎゃああああああああああああーーー!!!!}


すごい悲鳴を上げながら玉ねぎが赤く染まっていく

それを見た聖女も

「ひいいいいい!!!!きもっ!!!」


「きさま!!!そのようなものを姫に見せるとは!!!」

きもってすこしだけ本性をだした聖女に満足し、そそくさと作業に戻る

こんなにかわいい子をキモイだなんてどうかしてるなぁ聖女・・・・

あとは、ウサギもどきを捌く。これは、さすがに魔法で。

「聖霊よ、血肉を分けていただきたい、肉片となりて我が力となれ・・」

指先から淡い光が出る。姫も王子もぼうっと眺めている

次の瞬間肉片となっいたウサギと角と皮だけがそこにあった


よし!成功だ。これをお鍋に入れて~♪

その時

ずずずず・・・・・という音とメキメキという音が鳴り響いた。

とっさに展開魔法、保護魔法を二人に掛けたのは自分でも褒めてあげたい

音の方向に全神経を集中する



メキメキ・・・気をなぎ倒しながら出てきたのは大きなトカゲ・・・のしっぽを持ったデュークだった

「食料だ・・・・」


いやいや、これってドラゴンだよね・・・・・

いつもあたたかく見守ってくださってありがとうございます。

うれしく思います。

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