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雲の上へ

朝、起き上がったロエルは一つのびをして、

「ふぁぁ~」

大きな欠伸を溢した。

………かわええ……。


そこ。そこの読者。

変態じゃないよ!

私は天使だ!変態で天使、つまり変態天使だ!どや!



とね、まあ、変なこと言ってないで、ご挨拶をば。

こんにちは。皆さんお元気ですか?

最近は下は暑くなり始め、汗をびっしりかいて、水を浴びるように飲む人間をよく見ます。

こっち?

天使が住んでるところはねえ、なんせ、ほら、神様とかいるやろ?

だもんだから、こう、生き易いように(生きてるものはいないけど)気候がなってるわけですわ。

良いだろ?

おいでませ!天界!みたいな感じで観光地化とかしてえなあと思う今日この頃。


あ、やっべ。

今月しっかり働かなかったら、首とか脅されてたんだ。

まあ、首切られても天使は死にませんがね!ふはっ!


話戻します。

大会も無事?終わり、学園の生活はほぼ元通りに戻りつつあった。

勿論、余韻としてどこかそわそわと落ち着きのない生徒や、大会で付き合い始めた生徒など、未だ引きずっている奴らはいますが。

まあ、そうして楽しいことの残響を楽しむのも、青春と言うことで。

さて、大会がおわったら、何が待っているか。

そう、テストです。


うん。分かるよ。

現実でもいやだもんねぇ。

でもさ、たとえ異世界でもさあ、実技だけで点数付けられないの分かる?

学力大事!って訳ですわ。


さて、われらがロエルさん。

この子に限って心配は要らないのです。

なぜなら、普段から上二人と違いコツコツと勉学に励み、

テストだって大丈夫だあって感じなので。

まあ、心配は無いわけですが。



「ね、ねえ、ロエル?」

「……………。」

「あの……あのね、お姉ちゃんそろそろ心配よ?」

「……だぁ!!!うっさいんだよこの馬鹿!飛びますか?ねえ?空の果てまで飛びますか?!」

「なんでそうなるの?」


穏やかに目覚めて1時間。

朝食も取らずに机に向かっていました。

今日は休校日で学園は無し、ここ最近、休みの日は専ら食事も取らずに勉強している妹を流石に心配になった姉がどうにかしようとしてきたわけです。


「ロエルはさあ、勉強しすぎだよ?」

「姉さん達がしなさすぎなの。今日の予定は?」

「この後、寝る。」

「なんて?」

「昨日夜更かししたから、まだ1時間しか寝てないの。」

「まさか勉強してたとか?」

「いや、クマちゃんのために服作ってた。」

「ほらみたことか。」


少々頭のおかしい姉にいつも通りだと、さほど驚きもせず、妹は紙にペンを走らせる作業を続ける。

アエラ、ブレねえな。


「私はねえ、姉さんみたいに楽観視出来ない性格なの。ほっといて。」

「え~。姉さん心配だよぉ~。一緒に寝よ?」

「何が悲しくてお前と寝なきゃいけないの?永遠に寝てろ。」

「怖い……。」


中指を立てられた姉は、流石に傷付いたのか、クマに向かって話し出す。

傷付くというか、何というか。

変な子だよな。


「クマちゃん。妹に酷いこと言われた。」

『それはかわいしょうじゃ。よし、いいこいいこしてやろう。』

「え~!いいの?わぁ~い!」

『いいこじゃの~、よしよし。』

「えへへ。私良い子?」


うっわ……

ええ……


「うっせぇぞ!」

「ロエルちゃんはお勉強でしょ?」

「あんたらが煩くて出来ることも出来ないわ!」


分かる分かる。

こりゃ無理だ。


「姉さん。テスト帰ってきたら見せなよね!母さん達に送るんだから。」

「え?!ん……?え?」

「分からないフリしない。こんだけ余裕綽々なんだから、出来るんでしょ?ねえ?」

「んん……出来る?何を持って出来ると成すかというのは、人によって……」

「口答えしない!」


良いぞもっとやれ。

最終奥義とも言える「母さんに言う。」を発動したロエル。

これは、痛い。

それを聞いて顔を青くするアエラ。

ま、マジで?と、聞き返している。

しかし、ここで引くことのないロエル、いつもは浮かべないような、黒~い笑顔を浮かべながら、

「姉さんが昔教えてくれた、紙を鳥に変える魔法。あれ、私ちょっと練習してのよね。」

と。


「あ~。私、用事思い出したかも………」

「はいはい。いってらっしゃ~い。」

「ん。行ってくる~。」


押しても引いても無理なことにようやく気が付いたアエラ。

大人しく勉強でもするのか、よたよたと部屋を出て行く。

してやったり顔でロエルはふと笑うと。

ままたカリカリとペンを走らせ始めた。


天使は、勉強とか嫌いよ?

あれさ、頭痛くなる。




***

皆さんお元気ですか?まりりあです。

ムシムシと暑くてならないと思ってたら、暑いと発言したら、ジュース奢れと、知人から謎の脅迫。

仕方なく、凄い寒いを連呼していました。

言葉にすれば不思議なもので、少しは寒く感じるんです。

まあ、人それぞれですけどね。

では、また次回。

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