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クマってクマって。

皆さんご機嫌麗しゅう。

天使でーすよ!ぱたた。

好きなことは眠ること、

嫌いなことは上司に怒られること。

人間の観察は楽しいなぁ~。

ランランと、毎日楽しく見る仕事をさせていただいてまーす。

本日、三兄妹はとくにこれといってめぼしい動きは無し、

兄貴は部屋で勉強してるし、

真ん中は読書中。

末っ子はソルテルと剣の練習。

つまんね。

恐ろしくつまんねぇわ。

あーあ、どっかで上司爆発しねえかな。

大天使長とか。

まあ、あいつも中間管理職。大変なのは分かるけどよ。

あー止め止め、嫌なことは考えない。

………ん?

えっ、あいつは確か……そうそう、ソフィアン。

アエラの友達だろ。っと……一緒にいる男は、テオドールの。

真面目っ子モルガールじゃね?

おおー、仲良しっぽい。

……これは、面白そうな。

まあ、ちょっとは見てても良いよな。



「こうして会うのも久しぶりですね。」

「そうだな。すまない。」

「いいのです。そちらも忙しいのでしょう。こちらもなかなか時間を作れなくて。」

「そうか。」

なんというか……

仲いいのか悪いのか分からないな。

親しいのは確かなんだが、なんというか、

関係がギクシャクしているというか。

「で、あなたも大会には出るのですか?」

「ああ。君もだろ。」

「ええ、どうにか。」

何で話してるのに目も合わせないんだ?

折角の男女二人っきりなんだから、もっと親しくしろよ。

見たところあれだろ、許嫁とかなんだろ。

多分。

あー、なんかこの世界任されるときに渡された記録に書いてあったような。

ぱらっとしか見てないけど、確か。

うん、情報の引き継ぎはちゃんとすべきだね。


「で、なんですか急に呼び出して。」

「うん。君アエラ達と仲良かったよね。」

「ええ、」

「メリックからアエラとマリアナをよく見ておくように言われたんだ。」

「それで、私にスパイまがいな行為をしろと?」

「………。そう受け取るならそれで良い。」

怖いよぉ……。なんで?

なんでそんな空気になるの?

仲良く、仲良くしようぜ。

「……ふぅ。それは、私では役者不足ですわ。」

「そうか?仲いいんだろ。」

「ええ、でも、仲が良いからこそ隠そうとするものもあります。」

「なにか、心当たりが?」

「ええ。どう見ても、二人は何かを共有している。でも、私は知りませんわ。」

ほんの少し眉をひそめ、ソフィアンは肩を落とした。

かくしごとをされることはあまり気の良いことではないが、それだろう。

とくに親友とも呼べる二人だから。

「なおさらだ。いいかい?君はなにも知らないって顔をしているんだ。彼女は、マリアナは何者かに虐め行為を受けている。」

「…………。なぜ、貴女がそれを?私ですら知らなかったのに。」

訝しげにソフィアンはモルガールを見上げる。

いつも優しげに微笑む彼女の顔が珍しく険しげにひそめられていた。

「俺は王子から。王子はテオドールとロエルから。二人はアエラから聞いたらしい。」

「口止めもせず兄弟には話すのに、親しい私には話してくださらないのですね、アエラは。」

「彼女のことはよく分からない。しかし、君が彼女から聞いたら、追求するだろ。」

「それは。そうですわね。」

「それが、彼女は嫌だったんだろう。」

饒舌なくせに、言いたいこと以外は絶対言わないから、と、モルガールが呆れたような声で言う。

モルガールもアエラのその正確には恐ろしくお世話になっている。

勿論、悪い意味で。

味方していたい彼女の、唯一嫌いな部分だ。

その性格さえなければ………

あ、いや、

彼女の至らぬ点というか、個性的な点を上げれば、それこそ言い切れぬほどあるが。


「とにかく、二人を見張っていてくれ、もしかしたら、アエラが知っていて漏らさない犯人が分かるかも知れない。」

「アエラ……なに考えてますの?」

「それは誰にも分からない。」

「ええ。」

密会のような逢瀬を終えると、互いに反対の方向へ歩いて行く。

ぎこちない表情は緊張を浮かべていた。




「……………。アエラか……。」

それを見ていた誰かは、ほんの少し微笑んだ。




***

こんにちは。まりりあです。

いやぁ~、今日は、大切な人の誕生日なんですよ。

しかし、全然憶えていなかった。

ちょっと怒られました。てへ。

一年に一度の大切な日。

大切にしていきたいものですね。

ねえ~、アレキサンダー・ポープ~。

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