第4章 ロミオ&エディのお父さん
そして1週間が過ぎた。
エディはすっかり魔法界になじんでいる。
ロミオはある日こんなことを聞いてきた。「生き返らせる薬とかあるの?」マオモアゼルはなんでそんなことを聞くのだろうかと思って、「おまえに生き返らせたい人とかいるの?」を笑いながら聞いてきた。
それにロミオは「うん、その通りだけどどうかした?」と聞いてきた。
さすがにマオモアゼルも真顔で言われたので引けない、そして、「だれを生き返らせたいの?」とあたりが凍り付いたような空間になっていた状況で、言う。
ロミオは少し汗を流しながらも「そう、それは俺の、お父さん。そう、富久 理央そう、人間だ。」
といった。顔はもちろん真剣である。
だが、それを聞いたマオモアゼルは突然青ざめてしまった。「人間をここに連れてきたって―――ぇ」
そう魔法使にとって人間は普通は天敵である。
なぜなら、人間が魔力のあるものに触れると防備魔法をかけていればまだ大丈夫なのだが、かけていないと一気に魔力が消えてしまう。
さらに、ここ魔法界に連れてきたのなら、特にヤバイ何をしだすかはわからない。そう、行動不能なのである。
だから、もしも、魔力が貯めてある、魔法石になんか触られちゃ、魔力が一気に消える。
そんなことが起きて危機感を感じない魔法使いはいるだろうか?もちろんいないだろう。
その例としてマオモアゼルモその一人、マオモアゼルはとてもびっくりして、倒れてしまった。
そして、ロミオが倒れてしまったマオモアゼルを急いでベッドに寝かせると、ロミオは生き返らせる薬を見つけた(勘で魔法文字が読めた。)
まあ本当に生き返るかはわからないけど、「何事もチャレンジ」と言うのがロミオのお父さん、富久 理央の教えなので、富久 理央に薬をかけた。
すると、さすが魔法使いの薬!!
そう、生き返ったのである。
すると
「ここはどこだ、お前は誰だ?」と言われた。うれしさのあまり、ロミオは富久 理央を抱きしめる。
だが、次の瞬間とても、怖い言葉が飛び上がる。「お前は誰だぁ、僕ちゃんは魔法使いに抱きしめてもらいたくなどない」そう叫んだ。すごい大きい声だったので、エディが何事かとすかさず入ってくると、エディは少し焦った顔で、苦笑いをした。
そう、エディは富久 理央、自分のお父さんが嫌いなのである。
すると富久 理央は一瞬にらみつけると、そのあとエディには何にも言わなかった。そして、「よくわかんないけど僕ちゃん人間界に帰る」って言って、謎の機械を出した、(富久 理央は発明家である。)そして、そのまま、どこかに行ってしまった。
そのあとエディは少し泣いていた。ロミオはしょんぼりしていた。
そして、歌をうたった。(急に)
ロミオ 俺たちはー
エディ 私たちはー
二人 お父さんに―ー嫌われた―
二人 ああああああーーー
そう言ってなぜか歌い終わると、二人は一日中ないた。