※ラズリスの歩き方
世界設定:ラズリスについて
本編第一部にて主戦場となるのはこのラズリスという国です。
ラズリスはヒトの王が統べる王国で、王は穏健で民の基本的な自由を認めています。
国中にはヒト族と亜人族が互いに何の差別も偏見もなく暮らしています。(本編第一部では出て来ませんが、ヒト族による支配が激しく、亜人が肩身の狭い思いをしている国もあります)
国の中には大都市(1万人~5万人)が三、小都市(1000人~5000人)が三十、小・中集落(100人~500人)が百五十存在しており、全体の国民数は二十万規模です。
国民の殆どは一次産業に従事しており、新規発展国なので、商人などは実は国外から商売のチャンスを聞いて流入して来た者たちだったりします。
ラズリス内で一番大きな都市は中心にある王都ヴェルリヤで、次いで西の隣国ローラフとの国境沿いにある都市、北側の海沿いにあり、漁業と塩業で栄える都市があります。
現実的な話ですが、国土のサイズはドイツと同じくらいだと設定しています。
だいたい横断して400km、縦断して800kmくらいのイメージです。
ちなみにリルからヴェルリヤまでは200km。馬車(50km/一日)で四日かかる計算です。
地図上で言うとオレンジ色の線がハジャの森とクジャの森を分かつ巨大な断崖で、これを越えてクジャの森の調査に成功した者は未だにいません。