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ユウガ、シン、サクラ

ドサ・・・


「おいおい、こんな美少女ちゃん攫ってきてどないしたん?」

空色の髪の気絶した少女の様子を見て金髪の男は目を丸くした。

「奴らの下っ端だ」

「へぇ、なるほどな。そら丁重にもてなさなあかんわな」

「ああ、くれぐれも粗相のないようにな」

「それは勿論やけど。ユウガはどっか行くんかいな?」

金髪の男にユウガと呼ばれた赤黒い髪の男は不敵に笑ってみせた。

「ああ、野暮用だ」

「そうか、まぁ怪我だけはしたらあかんで。このあと大事が控えとるんやから」

「分かってる。じゃあまた後でな」

それだけ言い残してユウガという男は消えた。

「シンさん、ユウガさんってどこに行ったんすかね」

「さぁなぁ、それは分からんけど何や考えがあるんやろ」

「さっすがユウガさん。俺たちのリーダーっス」

「あのなぁ、サクラ。こっちまで恥ずかしなるからええ加減そういうのやめぇって言うとるやないか」

「ええー、別にいいじゃないですか。俺はどうせ大人になることなんて無いんですし」

「せやけど精神年齢はお前もそろそろ六十やで?ジジイになってもそれはさすがにヤバすぎひん?」

「ま、まぁ確かに」

「せやろ」

サクラと呼ばれた人物は己の年齢を振り返ってようやく自らの行動原理に年齢的な疑問を抱いたようだった。

「ならシンさんはどうなんすか。それこそもう百歳近くでしょ?それなりに変化していって今のシンさんなんすか?」

「お前本当に俺と四十年一緒に過ごしてきたんか?」

「そう言われればそうですね。でもシンさんはほとんど変わってないですけどそれはいいんですか?」

「俺が言いたいことなにも分かっとらんな。ええか?お前のそのガキっぽいとこをなんとかせぇって言うとるんや」

「なるほど!さっすがシンさん。分かりました、直します!」

「はぁ。ホンマこないな奴で大丈夫なんかいな」

「うおおおおおおおー!」

シンという男は頭を抱えてため息をつき、サクラという男は天に向けて吠えるのだった。


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