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電脳獣被害者が透明人間になる世界で俺と彼女は引き裂かれ続ける(XXC  作者: 京夜騎士団長
第二章 帰還から2年後
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強敵たち

大ホールに戻るとアクセルが手を挙げた。

「遅くなったけど決勝進出おめでとう」

「ああ……なんとかな」

満身創痍で応えると彼女は口角を釣り上げた。

「ほんっと大苦戦だったみたいだね」

「うるさい。そんなことより、他の奴の様子はどうだった?」

「もちろんここまで残っただけあって強者揃いなんだけど、頭一つ出てるプレイヤーは三人だね」

「どいつだ?」

「今戦ってるのだと右端の女。名前はラクサス」

そう言ってホログラム映像を指差す。

「アイツか。たしかにすばしっこいな」

「あの速さに対抗出来るのは多分君くらいだろうねぇ。次にそこにいる赤髪の男、名前はディバイン。彼の戦闘を見たけど毎回確実に敵を一撃で仕留めてる。どんなアバター能力があればあんな火力が出るのやら」

アクセルは手のひらを返してやれやれと首を振った。

「一撃はすごいな……それじゃあ武器破壊も気をつけなきゃな」

「そうだね。最後に君が気にしていたあのフードの奴。中学生くらいの身長を生かした素早さと身のこなし、そしてレイピアから繰り出される剣撃の速さ。どれを取っても一級品さ。さっきの二人よりも攻撃が当たりにくい分手強そうだ」

アクセルが大ホールにいるフードの奴を指す。頭の上にフラッグが付いている……ということはどうやら本戦決定らしい。

「そうか……ありがとう。さすがは情報屋アクセル様だな」

俺が敢えてからかうように言うと、男っぽいアバターでは気持ち悪くしか見えない内股になり、顔を紅潮させてもじもじしながら呟く。

「あ、ありがとう」

「ん?なんか言ったか?」

「な、なんでもないよ!」

「は?わけわかんねぇの」

俯くアクセルにそっぽを向き、フードの奴を見たが、奴がその視線に気付くことはなかった。奴の視線はずっとホログラム映像の中だった。

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