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帝歴345年

北上透は禁域である「冬止まりの森」にいた。 

「はぁ、また駄目だったよ」

ため息をつくと虚しくなってきた為空を見上げた。

「ああ、空はこんなに綺麗なのに何故僕の心はこんなに荒んでいるのかね...」





~遡ること2時間前~


透はノースウエスト魔導師育成高校の練習場にその姿はあった。魔導以外の教科は全てトップクラスである透にとって苦手なものが魔導の授業である。どんなに努力しようとあと少しのところで術が壊れてしまい発動に至ることの出きるのは初歩中の初歩である、「火よあれ」など、といった現象の具現化のみである。尚、初級では具現化させた現象に対して一つの方向性を与えることだ。中級では初級の術に対して威力をあげることにあり、上級では中級に対して範囲を与えることにある。

術を使えないまま今に至る。透はこの少ない力を生かす為編み出したのが「マジックアーツ」である。これは術の使えない透にとって唯一使える魔導である。此れゆえに透は「欠陥品(ジャンク)」などと呼ばれていた。 


で、今に戻る


透は何時も精神統一をするためにこの森へと来る、しかし今日は歩きたかった為だけどねふらふらと奥へと向かっていた。

奥へ進むとそこには苔むした大石があった。

「よし、今日はここでするとしようかね」

そう決めるや否やその大石に登り精神統一を始めた。この精神統一とは身体の隅々まで導力を通し循環させることにある。

漏れた導力、又は大気に満ちる導力(然)を身体に戻すことを始めた。


我は地であり大気であり、人である、いざ回れ回れ...


気付くと苔むした大石はなく、そこには苔むしてない大石があった。 

「あれま、苔が無くなってるわ、どうしたのかね」

そう言うと大石の丁度中域にある氷石が輝き始めた。


導力の波形を計測...ndfjrdvudg...確認終了、DNAを解析...ghddujmv...解析完了、導力波形85%DNA75%一致、□□の記憶及びホムンクルスαを生成スタート...


すると氷石は輝き出し、一つの形を形成し始めた。


to be continue...

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