たった一人でも「化け物」がいる世界を望むなら
赤き月の夜、黒き龍がすべてを奪い去っていった。家族も友人も故郷もすべて失ったデュオンに手を差し伸べたのは、黒き龍を追うアンラという白黒の女性だった。アンラに導かれ歩み始めた世界の中で、それでも世界は無慈悲に無情に彼からすべてを奪おうと牙をむく。もう何も失わないために足掻いてもがいて――それでも足りないときは「化け物」になってでも。すべてを失った彼が、もう何も失いたくないという願いを叶えるために歩む旅路。その先で彼は彼の大切なものを失うことなく守り切り、そして新たに何かを掴むことが許されるのか。――たった一人でも「彼」がいる世界を望んでくれるのか。
第一章 「救命者」の呪い
プロローグ 『赤き月の夜』
2016/05/31 12:00
(改)
1章1 『お使いすらまともにできなかった』
2016/07/09 12:00
(改)
1章2 『顔見せしに来ただけですよぉ〜』
2016/07/11 12:18
1章3 『俺よりも「化物」だよ』
2016/07/20 12:00
(改)
1章4 『魔人でも笑顔になれるような……』
2016/08/20 12:00
1章5 『殺さないと』
2016/10/05 15:05
1章6 『お気をつけて!』
2016/10/06 12:04
1章7 『まだまだこんなの、甘い甘~いお菓子みたいなものですよ~』
2016/10/08 12:00
1章8 「ほんとにエレナさんのこと、覚えてないんだな?」
2016/12/08 12:00
1章10 「その名で呼ぶな」
2016/12/25 12:00
1章11 『救命者』にして『求命者』
2017/01/23 12:00
1章12「赤き瞳の化け物」
2017/02/04 12:00
1章エピローグ 「孤独な羊と白黒魔女の誓い/走馬燈と黒白魔女の取引」
2017/02/05 12:00
(改)
第二章 海を臨む街と『闘争』の呪い
2章1 『ひ・み・つ!』
2017/08/07 12:00
2章2 『侵入大成功なんだよ!』
2017/08/23 12:00