Glasses Case 3 この世の天国
Glasses Case 3
この世の天国
今日は学校が休みで暇なオレは、街をぶらぶら歩いていた。
眼鏡っ娘大好きな男子高校生、目賀 念はついつい道行く眼鏡っ娘を目で追ってしまう。眼鏡をかけていなくても、あの子にはあの眼鏡が合いそうだな、と考える。
そうして歩いていると大きいショッピングモールにたどり着いた。
何か欲しいわけでは無いが、あそこに行こう。オレは暇があるとついそこに行ってしまう。
そこはショッピングモールの一画にある眼鏡屋だった。
そう、眼鏡っ娘好きで眼鏡好きなオレは様々な眼鏡を見るのが趣味になっていた。
何より!店員さんは皆眼鏡をかけている!眼鏡屋だから当たり前だが!
ここには眼鏡っ娘しか居ない!
将来は眼鏡屋に就職したい!と考える位には眼鏡屋通いをしている。そこ、ドン引きしない。
あっちのちょっと幼さが残る女性店員さんは黒いスクエアフレームでキリっとした印象をプラスしている。
その向こうの美人なお姉さんは丸長のオーバル型か、フレームが上半分だけついているハーフリムの眼鏡かで迷っているようだ。
その横でリムレスの眼鏡をかけたボブカットの可愛らしい店員さんが色々オススメしている。
裸眼の人も、眼鏡っ娘に興味ない人も、是非1度は眼鏡屋に足を運んでみて欲しい。
豊富なフレームと色でオシャレの1つとして捉えられた眼鏡を、そしてそれを身につけた店員さんを。きっと価値観が変わることだろう。
特にこの店の眼鏡っ娘達は粒揃いだよなぁ、と1人感動しながら眼鏡拭きを1枚購入し、店をあとにした。