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Glasses Case 2 ロリ系天然+ボストンフレーム

Glasses Case 2

ロリ系天然+ボストンフレーム


 前回は眼鏡っ娘3人衆クール担当、斎藤さんを紹介した。今回は2人目、藤嶋 奈緒美について。

 身長は150cm前後と斎藤さんと並ぶとかなりの差ができる。そしてその身長相応の童顔である。

 その顔にかけられた眼鏡は茶色のべっ甲フレーム、形は丸みを帯びた逆三角形の所謂ボストン型だ。べっ甲独特の茶色と黒っぽい色が彼女の黒髪によく溶け込んでいる。

 後ろ髪は肩にぎりぎりかかる長さの髪をツインテールにしている。ちなみに短めのツインテールはバードテールと呼ばれているそうだ。これ、豆知識な。

 そんな彼女の性格はゆったりとした喋り方から、おっとりしていてやや天然、という印象だ。


 その可愛らしいロリフェイスと性格からか、クラスの男子には人気があるようだ。

「藤嶋って可愛いよなー。眼鏡かけてるのがちょっと惜しいけど。」

 と言っているのを聞いた時は思わず叫びそうになった。

 ふざけるな!眼鏡かけてても、いやそれによって可愛さが!増しているだろうが!!

 『眼鏡はアクセサリー。』これがオレの持論だ。イヤリング、ネックレス、指輪。それらと同じアクセサリーなのだ。

 だからオレは伊達眼鏡の眼鏡っ娘もありだ。アクセサリーと同じように、ちゃんと似合っていれば、だがな。


 おっと、話を戻そう。彼女の性格について、だったな。彼女は見た目に反して、というと失礼だが、なかなか頭の回転が早く侮れない。得意科目は数学と理科で成績は割と上位にいる。

 会話もウィットの効いた発言をする、というか、ハッキリ言うと毒舌の持ち主である。



 斎藤さんに比べて随分知っているじゃないか、だって?

 何故ならオレと彼女は同じ科学部に所属しているからだ。

「目賀?ちゃんと集中しているの?」

 場所は部室代わりの科学実験室。そこの黒い机の上にオレと藤嶋は向かい合って座っていた。

「今日の数学がわからなかったから教えて欲しい、って言ったのは目賀だよ。」

「い、いや、ちゃんと集中してるさ。えっと、逆と裏を合わせたのが対偶なんだよな?」

「それ、さっき私が行ったことオウム返ししてるだけ。ちゃんと理解してなさそうだね。これ1年でやった内容なのに。」

 今日は活動日ではない為、部室にはオレと藤嶋しか居ない。


 夕暮れが差し込んできてロマンティックな雰囲気だが、手厳しい言葉と数学を前に、オレの心はそれどころではなかった。



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