表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

Glasses Case 1-2 クール系美女+アンダーリム眼鏡

Glasses Case 1-2


昼休み、オレはお昼をパンで適当に済ませ読みかけの本を読んでいた。最近ハマっているミステリー小説だ。アニメを観て面白かったので原作小説を買ってみたのだ。

そんなミステリー小説の内容よりも気になるのが隣の斎藤 蒼子(そうこ)さんという眼鏡っ娘だ。

斎藤さんはいつもお昼は眼鏡っ娘3人衆と食べている。仲が良いのだろう。今日は彼女の席に2人が集まってお喋りしながら食べている。

その会話の折にチラチラとオレの方を見ていた。顔に何かついているのだろうか?鼻毛が出ていたか?

トイレでそんな事を考えていたら昼休み終了のチャイムが鳴った。



午後の授業とホームルームが終わり、荷物をまとめているとなんと斎藤さんの方から話しかけてきたではないか。

「ねぇ、目賀くん。昼休みに読んでた本ってもしかして…」

「ああ、最近までアニメやってやつなんだけど。」

オレの言葉を聞いて斎藤さんはアンダーリムの眼鏡の奥を輝かせた。

「わ、私もそのアニメ観てたの!目賀くんは何話が好き?私はね!」


以外なところから話は広がり、そのまま2人で一緒に学校の最寄り駅まで一緒に歩いて行った。

アニメや漫画が好きなこと、趣味はピアノを弾くこと、青色が好きだということ。

この十数分で彼女の事を色々と知れた。

真っ直ぐ家に帰っていくので、部活は入っていないのか、という問いに真顔で斎藤さんはこう言っていた。


「部活に入っていたら、アニメを観る時間が減るじゃない。」



クール系美女がアンダーリムの眼鏡をかけていたのはアニメオタクになったからだった。

そういえば斎藤さん、頭良さそうな雰囲気あるけど、成績は下の方だったな……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ