第一話「毒乙女ちゃん編」そのろくっ!!
毒乙女ちゃん完全登場 長かった長かった・・・・いやまだ一週間もたってないから長いもなにもないんだけど・・・
やっと異能力職業安定所の仕事内容が明らかとなります。導入も済んだしあとは1話クライマックスまで突っ切るだけだヒャッハー!!
白うささんはソファーに毒乙女こと茨さんに座ってもらうと。
「あ、この部屋は完全管理してますので服は脱いでいただいても大丈夫ですよ!!」うさ耳をパタパタさせながら茨さんに話しかけていた。
「あっ、は、はいぃっ す、す、すみません」防護服を脱ぎだす彼女。おいおい大丈夫なのかここのビルで生物災害が起こるんじゃないのか・・・それを白うささんは勘づいたのか。
「あっ、桜さん心配しなくても大丈夫ですよ?彼女の毒は汗とかからでる揮発性で寒さに弱いらしいので防護服は一応です。」なるほど納得した。それでこの氷の部屋というわけか・・・
「でも、白うささんどうやってこんな絶対零度の部屋に?」私が疑問を投げかけると白うささんは待ってましたと言わんばかりにふんんと話し出した。
「てらえへん!前異安で扱った人の中に⁻Sの「嘆きの川」さんがいたんですよ!その人に頼みました。」
あぁ、昨日の機嫌悪かった電話の相手はそれだったのか・・・白うささん小学生に見えて意外とやり手なのかもしれない。私が関心していると
「あのぅ、は、はじ、はじめまして・・・」防護服を着ていた危ない人は見事に可憐な乙女に変身していた。薄紫の髪はボサボサだが・・・
「はい!初めましてですっ!!ボクが所長の白うささんです!!」白うささんは自信満々に自分の名刺を差し出していた。いけない私も自己紹介しないと・・・
「異能力職業安定所、所長補佐の理奈瀬桜と申します。以後よろしくお願いします」
白うささんにならい私も名刺を渡す。
ん?白うささんの目がキラキラして私を見ている?何かあったんだろうか?
茨さんは白うささんと私の顔を交互に見て、名刺を見てきょとんとしている。無理もないだろう。小学生がいきなり所長です!!と言ってるのだから。
納得できてない様子だったが、茨さんが話し出した。
「あのぅ・・・それで仕事のお話しなん・・・ですが・・・こちらに話を・・すれば・・紹介してもらえると・・きいたもので・・・」少し怯えながら茨さんは話す。
「はい、お任せください!!取りあえず毒の能力ということなので、化学工場、病院の薬剤制作など様々なプランを取り揃えております!!」白うささんは書類の束を彼女に渡す。
やはり異能はその人に合った仕事に就くのが一番という考え方らしく、動物の話を聞けるものは獣医になったり、炎を操れるものは鋼鉄所にいったりと各個に合った場所に行くことが多い。
え?じゃあなんでお前は能力生かさなかったんだって?私みたいなか弱い女の子が争い事なんてできるわけないじゃない・・・まったく。なんですか文句ありますか?
パラパラっと彼女は数枚のページをめくるとまた小さい声で話し出した。
「あのぅ・・・こう・・いうの・・じゃなく・・・て」
「うな、ほかのお仕事となりますと中々難しいですが、海外にでるという手もあります。貴方の能力ならたくさんの人のお役に・・・」白うささんは別の資料を探していたが・・・
「・・え、え・・・っかに・・・えほ・・になりたいん・・です」
はい?白うささんも資料を探していた手を止め彼女のほうに向きなおる。
「あ、あの!絵本作家になりたいんですっ!!」今日一番の彼女の大声だった。
何を言ってるんだこの生物災害は
私と所長はお互いの顔を見合い目をぱちくりさせながら彼女を見た。
こうして最強の生物災害こと園ノ茨ちゃんと事務所のアイドル兼マスコットの白うささんとの就活戦争は始まった。
「毒乙女ちゃん編」そのななっ!!に続く
お疲れ様でした。新しい異能とか2種類でたから解説しないと・・・え?必要ない?させてくださいお願いします!!
えっと今回は2種類っすね⁻S「嘆きの川」白うささんが電話をかけてた相手ですね。自分の周囲を24時間永久的に氷の世界にするそうですよ?そのうち過去編やりますのでこれくらいで
あと毒乙女ちゃん!!⁻A毒自体はかなり強く空気に乗ることがある。また特殊な毒で医学界からも研究をしたいとの声がでている。ただし、寒さに弱いため外にでる時、防護服を着る以外は冷蔵庫ともいえる寒さの部屋に一人閉じこもっている。そのため若干性格が暗くなっている。あ、この子も過去編ほしい
うん あまり長くなるとあれなので次回予告を
アニメーターになりたいと言い出した毒乙女ちゃん 白うささんはその先に何を見る 次回もよろしくお願いします。