第一話「毒乙女ちゃん編」そのごっ!!
毒乙女ちゃんついに登場回・・・・長かった・・・白うささんの可愛さを最大限出したくてえらい遠回りをしてしまった・・・ま、是非もないよネ!!
今回はちょっとだけ白うささんが能力使うらしいです。はい。
次の日の朝、私は顔を磨き日課の占いを見る。昨日は白うささんはなんだったんだろう?真夏なのに防寒着なんて・・・お、今日はカニ座は一位か・・・私は嬉しくなりテレビの内容を確認する。
「今日の一位はカニ座のあなたっ!!大好きな上司と急接近!!恋愛運は最高ですよっ!」テレビのお姉さんはウキウキと話している。
ほうほう、私と白うささんが急接近・・・っていけない、いけない。相手は見た目は小学生だ アウト通り越して犯罪だ・・・・でも、いくつなんだろう白うささん・・・仕事をするしてるってことだからそこそこ年齢はなってそうだけど・・・考え込んでると、テレビから落ち込み気味の声が聞こえる。
「しかしっ、注意してください!ポニーテールで黒髪で職場ではネコかぶって家ではガサツな女性」なんだこいつ私のことを言ってるのか?
「その人は今日恋愛運絶好調ですが凍死するかもしれません。恋の炎を燃やして彼氏を暖房に使うなり、イチャイチャルートで乗り切るなり、素直にコート着るなりしてください。以上本日のメイメイちゃんの占いのコーナーでした!!」なん・・だとっ・・真夏なのに凍死するのか?ばかばかしい。
私はいつも通り身支度を整えると事務所に向かった。
いつも通り事務所の扉を開けるとそこには美しい銀世界が広がっていた・・・うわぁ、雪だぁ 綺麗だなぁ あっ!あんな所に黒い、でも耳だけ白い兎がいる・・・かわいいなぁ もふもふしたいな・・・って!!
「なんですかこれーーーーっ!!」私の声はきっとビル中に響いただろう。
「あっ、桜さんおはよーございますっ!!昨日は注文してくれてありがとうございました」白うさぎさんはとことこ慣れない足取りで近づくと笑顔で挨拶をした。黒地に白いもこもこがついているコートと、ニット帽を改造したものだろうか?黒いニット帽に白いうさ耳がピコピコ動いてる。
「あっ、申訳ないのですがドアを閉めてもらっていいでしょうか?冷気が逃げてしまいますので、あと桜さんの服はこの段ボールに入ってるので着てください」白うささんが私の腕を引っ張り段ボールの前につれていく。
「さくらさんよう」と手書きで書かれた中には普通の防寒着と何故か某ゾンビゲームで出てきそうな白い防護服が入っていた。私はしぶしぶそれを着るとふと箱の底にあるものを見つけた。
夏服と書かれた袋には、ビデオカメラ数台と白うささん用だろう夏用の衣類と何故か女児用の水着がはいっていた。
うん、捨てよう、焼こう。しかし、付属されていた封筒には赤黒い太い文字で「くれぐれもお願いしますそうしないと・・・ね?」と一言書いていた。
怖い怖すぎる・・・取りあえずこの件は保留とすることにする。
一通りの作業を終え、ソファーで座って待っていると何故か白うささんはちょこんと私の膝に乗っていた。可愛い しかし、他人から見れば小動物を捕獲する防護服を着た危ない人である。
「白うささん?どうしたんですか?」私が白うささんに確認をすると白うささんの耳がせわしなくパタパタと動いていた。顔を真っ赤にしながら
「ち、違いますよ!!これからくる毒乙女さんは細心の注意をしないといけないのです!」
「ボクに触れてればボクの力で毒は最小限に抑えられます!決して膝の上が落ち着くとかぽかぽかするとかそういうわけではなくてですねっ!!」
だとしても私の膝の上でなくともいいのだが・・・
あー・・・ダメだ可愛すぎるありがとう占い。メイメイちゃんありがとう。これから毎日確認する。ブログも見る。
理性を失いそうになっているとコンコンと事務所の扉をたたく音がした。白うささんは元気よく「どうぞおはいりください!!」と言っていた。
そして、ドアが開く。毒乙女どんな人だろう?乙女というくらいなのだからお嬢様のような女性なのだろうか?しかしドアを開けた先には私と同じ防護服を着た危ない人が立っていた。
「そ、そ、そ、園ノ《その》い、い、い、い・・茨です!よ、よ、よろしくお願いしますっ!!」
こうして園ノ茨さんとの話し合いは始まった。
第一話「毒乙女ちゃん編」そのろくっ!!に続く
お疲れ様でした。やっと毒乙女こと茨ちゃんをだせたー!!やっとだよまったく誰のせいだよ茨ちゃんだせなかったの!あ、白うささん・・・あなたが一番です。あなたが神です。
今回白うささんの能力が少しでてきました。異能名を言うとひどいネタバレになりラストまで走れなく・・・え?一字だけ?
しょうがないにゃぁ・・・原です はい
取りあえず相手の異能ちょっとだけ無効程度の実質⁻Cレベルの能力なんじゃないですか?はい 次はついに毒乙女ちゃんがとことんしゃべりつくします。毒は吐かないよっ! 次回もよろしくお願いします。