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悪夢  作者: 奈緒
8/11

7 スニーカー

「隼人?」

「入っていい?」

みやびは、少し迷ったが、入れる事にした。

「……うん。」

カチャ……。

「調子どう?」

少し沈黙したのちみやびは答えた。

「いいわけない…。隼人?少し、聞きたい事あるんだけど、聞いてもいいかな……?」

「何?」

みやびは、戸惑いながらも、話しを切り出した。

「隼人のさ、いつも履いてたスニーカー……最近履いてないね……?どうして…?」「…あれ?従兄弟が欲しいってゆうから、あげたんだ……。」

「……そうなんだ…。あの…さ。」

「ん?」

みやびは、それ以上聞いてもいいのか分からなかった。だけど、信じたかった…。疑いたくなかった…。

少し、間を開けて、みやびは、話始めた……。

「……夢…みたんだ…。愛が……殺されてる夢……。怖かった……。起きて……現実に…愛が…死んでて……。」

隼人は、静かに、聞いていた。

その姿を見て、本当に隼人が、夢で、愛を殺した犯人なのか……。疑問を持ちながらも、みやびは、聞かずにはいられなかった……。

「愛が殺される前日……。殺された時間……、隼人、どこにいたの?」

「何言ってるんだ?みやび……まさか…俺を疑ってるのか………?」

隼人は、険しく淋し気な顔をした。

「……ごめん…。だけど…夢で、隼人のスニーカー履いてる人が…愛を……。」

バンッ!!!!!

壁を力強く叩く隼人を見て、申し訳ない事をしてしまったと後悔した。

「みやびは、俺を信じてないんだ!俺じゃないんだ!信じてくれ…。」

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