人は情報の80%を視覚から得ている
日常生活の中で明かりのない世界 真の闇を経験することはほとんどないだろう。
夜になれば月明かりに照らされ街では消灯が区間に並べられる
私の部屋も、どこかに光がある。留守で真っ暗にしているようで エアコンの電源の明かりや お風呂の給湯器 冷蔵庫などは常に明かりがついていることになる
しかし 私が先日体験したのは前後不覚の闇だった
江戸初期に開削された佐渡金山の坑道を巡るツアーに参加した。佐渡金山とは新潟県佐渡市にある金を排出していた場所だ
2024年に世界遺産に登録されたためご存じの方も多いかもしれない
私は一般的な見学コースではなく、予約した人しか入れない「大切山坑」にガイドと共に入る。約400年前の手掘り技術に驚きを隠せない
そして参加者全員がヘッドライトを消し、短時間闇を体験するイベントが行われた。
黒より怖いが先に来る漆黒である
目が開いているのか閉じているのかも分からなくなるようだった
目に映るものは黒 あまりの暗さに恐怖さえ覚える参加者の人たちも動揺し 具合が悪くなるものもいた
私は手探りで前の物を探すがなにもない ないから逆に怖くなる
道がない 道を歩いているかのように
そう思っていると 私はふと視覚障害者のことを考えるようになる
視覚障害者の人たちはこの暗闇の世界が当たり前 全盲となれば 光をも通さない
それが一生続いていくのだ
人間の五感の中で最も重要視される感覚は視覚と言われている
データによると 視覚83% 聴覚11% 嗅覚 3、5% 触覚 1.5% と言われている
そう考えると、夜が怖いのは、暗いことで視覚から得る情報が足りないからなのかもしれない
夜道で、後ろから気配が感じるのも
視覚から得る情報が足りないからだと私は思う
だから私はをその視覚意外を意識する
鳥のさえずり 飲食店の美味しそうな香り 触ると気持ちいい とかそんな当たり前だけど当たり前じゃない幸せを日々噛み締めながら 私は小説を書いているのかもしれない




