#74 母なる凶星、還るは彗星⑧ / Under Comon ⑤
「終わりを告げよう。その絶対性に」
力強い一歩を踏み出すと、彼は跳び、そのまま彗星の方へと向かっていった。
わずか2秒、500mほど先の彗星まで一瞬にして辿り着く!
振り下ろした剣の一撃が、彗星の額に大きな傷跡を残す!
さらに、彗星はその傷を溶かした細胞で埋めようとするが、その傷は一切消えない!
畳み掛けるように、蒼馬は背中の手裏剣を取り出し、オレンジ色のカードを差し込む!
『Linect One!』
手裏剣を飛ばすと、空中で何百枚にもなる手裏剣へと分裂し、彗星の全身を襲い、爆発した!
その傷もまた、癒えることを知らない!
『Linect Two!』
今度は黄色いカードを彼の足装甲についたカードスロットに差し込むと、両手両足の装甲からブースターのような光が発せられ、空中に投げ出されていた彼の体が安定を保つ。
そして、空中で一瞬止まると、一気に彗星の左足へと飛んでいき、その巨大な足を力強いキックで粉砕した!
彗星は抵抗するように身体中から数多の眷属と触手を出す!
『Linect Three Four !』
髪留めにピンクのカード、剣に赤のカードを差し込むと、剣に異常な程の魔力が宿り、蒼い一閃を放つ!
その一撃は全ての触手と眷属を破壊し、大爆発を起こす!
「お前の人生だとしても、今この場の主役は俺だ!」
機械的青のカードを、剣へと差し込んだ!
『Five! Liast Final Drive!』
剣の軸、タンクが露出した部分の先端に、青白く輝くプラズマが発生する!
両手でしっかりと剣を握り、腰くらいの位置に低く構え、腰を低くし地面を力強く踏む!
地面からは、電流が彼の周りでバチバチと流れ続ける。
「”曦”」
その一撃が、振り上げられた。
次の瞬間、その剣の軌道には何キロにも渡る斬撃が広がった。
彗星は真っ二つとなった。
そのまま、二つに分かれた体の接合部がズレると、超巨大な爆発が起こる。
それは、剣の軌道を沿うように、何キロにも渡り起こる。
彗星は、微塵たりとも残らなかった。
彼は、何も言わずに剣に差したカードを抜く。
そのまま、力無く倒れた。
この先解説のため読み飛ばし可
Link マキシマムシンギュラリティ
このフォーム、結構特殊なんでこの先解説する余裕もないしここで解説します。
まず、このフォームは変身するための条件が2種類あります。
ひとつは全てのOriginを除く全てのフォームに短時間の間で変身する事。
もうひとつは剣に魔力をチャージする事。
チャージの条件は高エネルギー現象を剣に当て、吸収させる事。
つまるところ、前回のブレスや魔法などを剣にぶつけたり、直接魔力を流し込むとチャージできます。
攻撃は相手の性質、つまり「液体」とか「物理無効」とか「触れない」だとか、そういったものを無視して攻撃を命中させます。
また、攻撃をするたびにチャージしたエネルギーを消費します。
これ、最低限の情報なんで、詳細は完結後に設定まとめの作品でやります。




