#54 そういう趣味ねぇから!
前回、3作目に向けた伏線をちょくちょく……と、言いましたね?
アレは嘘だ。
多分嘘だ。
ちゃうねん、記憶力がナイナイすぎてここまでどんな内容を書いてきたかほぼ覚えてないねん。
事前に作った原稿を予約投稿で出してるだけやねんて。
記憶力上げる方法、できれば書いてってください。
あと、良ければ本作に評k……
2025年 5月2日 (FRI)
ベッドにロープで拘束された金ピカ野郎、ボルシチバニラがようやく目を覚ました。
もうすっかり夕方だが、地下倉庫のため陽は入らない。
ちなみに、雄一は「もう気は済んだ」と言って愛鈴の部屋へと向かっていったため、この場には俺と忍羽、ゴなんたらだけだ。
「む…ここは……?」
「やぁやぁ目が覚めたかい?」
忍羽は黒い笑みを浮かべる。
「本当に尋問できるのか?」
「うん! 忍者ってのはもともと戦ったりじゃなくて情報収集を仕事にしてたから!」
「その情報収集って隠密じゃなかったか?」
「……細かいことはいいんだよ!」
なんか心配だな……
「オレに何をする気だ! こんな事してタダで済むと思ってるのか!」
「うん」
「うんって……」
忍羽は巨大なバケツを持って、彼に向かい水をぶちまけた!
ゴは苦しそうに呼吸して激しく反応する。
「ゴボッ…いいのか! このままじゃ…ウェ…運結様に…お…襲わ…ガボッ」
「寝かせた姿勢での水責めって有効的なのか?」
「さぁ?」
「お前知らないでやったのかよ……俺も知らないけど」
「次どうする? 炙る?」
「いいよ」
「おい待て! お前ら正気かよ! 拷問ってのはな! もっとジワジワとな!」
「この人が1番詳しいんだ」
「生きてる世界が違うんだよ。物理的にも」
近くに置いておいたキャスター付き金属製の引き出しから何か良いものがないか探してみる。
「なんか変なものばっかだね。これとか閻魔様が舌抜く時のやつじゃん」
「似てるけどそれは試験管を掴むやつだ」
「これとかどう? なんか錆びついてるやつ」
「何故か錆びたメスだな。手術で人を救うんじゃなくて苦痛を与えることができる」
「それじゃあこれとか……」
「テメェらおせえよ! いつまで待たせるんだよ!」
「……根性焼きにするか?」
「急に弱いわ! なんで一周回ってそれになるんだよ!」
「仕方ないね、左腕切除しよっか」
「強いわ! もう殺処分が前提になった拷問じゃねぇか!」
そろそろ真面目にどうするか考えるか……
「コイツの心が一瞬で折れる事ってなんだ?」
「雄一の話的にお金とか名誉とかじゃない?」
「そうか……」
引き出しから鞭を取り出した。
「オラ鳴け豚ァ!」
鞭を彼に向け振り下ろす!
「いってぇ!!! お前がやるのかよ!!!」
彼の大胸筋が赤くなる。
コイツ今パンイチだからな、うん。
「大丈夫、蒼馬? 変わろっか?」
「忍羽にはこんな事やらせない……まだ未成年だし……」
「う、うん、あっちの方向いてるやーアハハ」
「鳴けぇ!」
2発目が入る。
そして3発目、4発目。
需要ゼロなシーンが続いていく。
そして、ベッドを乱暴に蹴り飛ばし、拘束が解除される。
「た、助か……」
「さっさと喋れやぁ!」
強い一撃が急所に決まる!
「アァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
「という訳で、情報が手に入った」
「考えうる限り最悪じゃないかそれ?」
とりあえずわかった情報を共有するため、俺たちは愛鈴の部屋に集まっていた。
鞭は捨てた。
燃やして捨てた。
慈悲も思い残すこともない。
始めておいてアレだが、一刻も早く放棄したかった。
「とりあえずわかったのは柊命の場所と他の幹部3人中2人の能力だ」
「柊命の場所わかったの!?」
愛鈴が激しく反応を示す。
「あぁ、八王子にいるらしい」
「思ってたより近かったね」
「今すぐ行かなくちゃ!」
「待て落ち着けステイ」
ベッドから降りようとする愛鈴を静止した。
「お前……その状態で行ってどうするつもりだ?」
「なんか…こう…頑張る!」
「お前の柊命を思う気持ちは認めるがそれは認められん。安静にしてるかお前が戦いに行ける案を出してくれ」
「……雄一におぶってもらう!」
「なるほど」
「……え僕!? 流石に無理だぞ!」
「チッ……」
「あ、そうだ! この前あの紫の人が落としてった武器、あれの影みたいなので手作れない?」
「あーあったなそれ。持ってくるわ」
「いや、もしかしたらあの影が前みたいに暴れるかもだし、みんなで倉庫行こっか」
「腕…生えるかな……」
生えはしないんじゃないか……




