表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/86

#23 袖は最強装備

2025年 4月12日 (SAT)


「……もう終わっただろ?」


「バレちゃったか」


 アイマスクを取り外し、忍羽の方を向き直す。


「何分だと思う?」


「3分ちょい」


「残念6分。いい成長だね」


「俺の体内時計死んでるな」


 昨日から修行を重ね、かなり成長したと自分でも思う。


「どうしよ……私多分もう少しで抜かれちゃうな……」


「そうか? 全然そうは思えないんだが」


「私、家出してから修行ほとんどしてないんだよね……だから梨疾羅を倒すには私くらい簡単に越えてもらわないと……」


「キツイな、それ」


「とりあえず! 一回戦ってみよっか! 私は何かしらの針があれば最低限の戦闘はできるから!」


「わかった。倉庫から何か使えそうなものを探してくる」




「一応あったよ針。これでいい?」


 持ってきたのは、両端が鋭く尖った戦闘特化で実用性をあまり感じないようなものであった。


「……なんであるの?」


「さぁ?」


「とりあえず、それがあればできるかな」


 忍羽は針を受け取ると、アウターの袖の中にしまった。


「お前の里ってみんな袖に武器を隠すのか?」


「そんな事……あるね」


「そういう流派なのか」


 自身も部屋の隅に置いてあった木刀を取り出す。


「……行くぞ」


 忍羽が針を投げ、戦いが始まった。


 投げられた4本の針はものすごい速度で突き進んでいく。


 当たりそうな針は剣で弾いたのだが、全部的確に首筋を狙いにきていた。


「おま、殺しに来てんだろ!」


「信頼してるからこうやって投げるんだよ」


 再び針が投げられる。


 渡した数的にはそこまで無駄遣いできないはずだ。


 いやこれメタだな……あまりそこら辺は考えないようにしておこう。


 とりあえず、飛ばされた針を次々と弾いていく。


「腕落ちたかな……」


「この精度でそう言われちゃ困るな」


 針は絶え間なく投げられ続けて近づくことを許さない。


 ……ってほどでもない。


 飛んできた1本の針を人差し指と中指の間でキャッチし、右手で他の針を弾き続ける。


「お返し」


 剣を左手に持ち直し、右手で針を投げる。


 忍羽は右手でそれをキャッチする。


 その瞬間、攻撃が止んだ。


 彼女が次の針を投げようとしたときにはもう、目の前まで距離を詰めていた。


「……私の負け」


「やっぱ武器制限下じゃキツいか?」


「それはそうなんだけど、純粋に君の腕が上がっただけだよ」


「そりゃどうも」


 忍羽は仰向けで床に寝転がった。


「これはもう……抜かされちゃったかも」


「でもまだ強さは」


「足りないかな」


「だよな」


「以前に戦ったときは木を飛ばすためにワイヤーを使ってたみたいだけど、本来は行動範囲の制限やワイヤーの弾性を利用した戦術をするんだよね、彼女。だから、次は部屋に紐をめぐらせて練習してみよ」


「あぁ、わかった」






「で、オレが呼ばれたって訳か」


 修行相手が柊命へとチェンジした。


 忍羽は部屋の隅でアドバイス役だ。


「行動範囲が制限された中での戦いは私得意じゃないから、それなら元々近接系の柊命にやってもらった方がいいかなーって」


「なるほどな。でも、オレもあんまり得意じゃないぞ?」


「純粋に近接が得意ならいいの。行動制限については……頑張って」


「なるほどやってやるよクソが」


「俺もあまり得意じゃないからトントンだ」


「それじゃあ、ワイヤーじゃないけど糸張るよ。テープでとめるから剥がれやすいけど、剥がした方が負けってことで」


「急に勝ち目出てきた」


「そういう戦いじゃないだろ……」




 その後、互いに糸に触れることはなかったが、普通に惨敗した。

最近、推敲する時間がなくなってきて、もしかしたら文的齟齬やミスが起こるかもしれません。


でも元々語彙がザコなんでね、少なからずあと数年はこんな文章なんじゃないかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ