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#17 光る! DXベルト!

2025年 4月10日 (THU)


 駅で二駅、そこから直通バスで数十分。


 こうして、俺の通う大学へと辿り着く。


 修正力が働いていないため、昨日の魔物たちは人々の記憶に新しい。


 そして、当然ながらこんなオカルト的事象を多くの人が目撃していたため、テレビではこの話題で持ちきりだ。


「よ、蒼馬。お前テレビに映ってたぞ」


 大学の友人が話しかけてきた。


「マジ?」


「ああ、お前、あの場に居合わせてたんだな」


「あ、あーそういう事か」


 確かに、いろんな人が写真とか動画とか撮ってたし、それに映り込んでたんだな。


 戦ってる最中じゃなくてよかった……


「で、お前女の子2人連れてたよな? どういう関係だ?」


「えっと……親戚とその友人」


「ふーん、て事はお坊ちゃんお嬢ちゃんなんだな」


「……ハハ」


「あ、ごめん。お前の家のことは触れないほうがよかったか」


「うん……まぁいいさ。慣れっこ慣れっこ。あと、別に親戚だからって金持ちな訳じゃないからな。第一、俺の叔父はかなり金は無い方だし」


「それは赤字営業しかしてないからだろ」


「でもまあ、俺からしちゃあんな両親よりも町で他の人を助けながら生きる叔父さんの方がかっけえけどな」


「ちげぇねぇな」


「あ、昨日の講義どんな感じだった?」


「お前、もう2年だぜ。俺たちで取ってる講義違うだろうが」


「あ、そうだったわ」


「んじゃ、そろそろ講義始まるから」


「おーがんばれ」


 友人は席から立ち上がり移動した。


 離れていく友人の背中を見送る。






 先ほど朝を迎えたばかりと思ったが、気づけば夕方、もう帰る時間だ。


 柊命たちからは連絡なし。


 これは進展なしだな。


 停留所で帰りのバスを待つ事にする。


 ……悪寒。


 何かを感じ取った。


 明らかに害意のある。


 そして、蛇のような目つき。


 バッグに手を突っ込む。



「隙あり!」



 背後から突然、紫の髪をした少女が飛び出す!


 そう、昨日の忍び、不二宮 梨疾羅だ。


「あぶねぇ!」


 飛んできたクナイをバッグの底で受け止める。


「なんでっ!?」


「底に鉄板仕込んどいて正解だった……」


 日に日にバッグの中の殺意が上がってくる。


 というか、今日はクナイ投げてきたな。


 てかなんでこんな所に……そういやここも昨日のデパートと同じ街だな。


「なんで俺のところに?」


「ふふふ、人質だよ」


「舐められたもんだな。ま、合理的だけど」


「私のIQ200の頭脳が、お前を人質にするのが一番だと言っている!」


「アインシュタインでもIQ190だぞ」


 でも確かに1番的確な選択なのがいやらしい。


 これ逃げた方がいいかな……戦った方がいいかな……


 連絡してもこの距離じゃ助けに来るまでいくらかかるかわかったもんじゃないし……戦うべきかな……


 今持ってる使えるかもしれないのは……杖、講義用の筆記類、教科書、以前にもらった白箱、あとは……


 カバンからヒーローベルトを取り出す。


「お前……それ!」


「いつから俺がこの世界の一般人だと錯覚していた?」


「なんですって!?」


 手に持ったベルトの腰に巻くベルト部分は不恰好に垂れている。


「ここで変身すれば、お前なんて5秒でイチコロだぞ?」


「ぐぬぬ……それでも戦う!」


「ふふふ、そうかそうかブラフだよチクショウッ!」


 ベルトを床に叩きつけ、今度こそバッグから杖を取り出す。


「かかってこい」


「私の鉄線殺法、見せてあげる」

未成年ワイ、渾身の大学エアプ。


受験に向けて色々と調べてはいるんですけど、大学生活がどんな感じなのかイマイチわからないんですよね……

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