#13 誰&誰?
雑貨、家具、服、コスメ、本、あとスマホを買い終え、昼食も取ってきた。
そして今はショッピングモールの近くにある繁華街。
「この黒い板すごいね! 私の持ってたケータイとは大違いだよ!」
「今の時代、お前のはガラケーだ」
忍羽は一体いつの時代の人間なんだ……
ケータイショップ行ったときも「あれで電話できるの!?」「あの腕時計針ないよ!?」ってうるさかったし……
「次はあそこ行こうよ!」
そう言って愛鈴が指差したのは繁華街奥にある先ほどとは別のショッピングモール。
だが……
「それはいいんだけど……あの看板の裏にいるのってなんだ?」
進行方向上のビルの上層階に付いている看板、その裏にしがみつき、明らかにこちら側を覗いている人がいるように見える。
「なに……あれ?」
「さぁ?」
「あれ、こっち見てるよな?」
「……自意識過剰じゃない?」
いろんな人にバレているようで、写真を多く撮られている。
「スルーでいいんじゃね?」
「それもそうか……」
そう言って看板を通り過ぎる。
「やっぱこっち見てるって!」
「てか看板に張り付いてる姿滑稽すぎだろ!」
看板の裏に回ったからその容姿が丸見えだ。
紫の短いツインテールに黒を基調とした忍者のような装いの少女であった。
「……あれ忍者か?」
「忍羽の知り合い?」
「……あんな忍者シラナイナー」
なんか知ってるなこれ。
「……スルーでいいんだよね?」
「……大丈夫じゃね?」
「行くからな! 通るからな!」
ショッピングモールに向かって進み始める。
「お命頂戴ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
やっぱり突っ込んできた!?
手にクナイを持って看板から飛び掛かる!
投げないのかよ!
彼女の刃は忍羽の方に向かっていく!
が、次の瞬間!
忍羽は親指と中指でそのクナイを少女ごと受け止めた!
えぇ!?
「ッ……おのれ洸ヶ崎!」
誰!?
洸ヶ崎って誰!?
「まさかこんな人通りの多い場所で狙ってくるなんて……」
「知り合いか!?」
「「違う!!!」」
は、はぁ!?
2人からすごい形相で睨まれた!
「今日こそお前の首をとってやるぞ! 洸ヶ崎!」
「やれるものならやってみなよ! 不二宮!」
これ……もうなにが起こってるんだ?
洸ヶ崎と甲賀は別物です。
マグレだよマグレ。
ガチで、いやまじガチで。
そして今回、実は本来はフードコートでの食事シーンがあったのですが、推敲した結果、全カットです。
ついに1000文字切りやがったぜこんちくしょう。




