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月影縛ト

作者: 唯ノ芥




幾星霜もの逡巡が


未だにボクをたぶらかし


言葉に出来ずに消えてった


不揃いの(あい)


目覚めさす




星隠れたる場所よりずっと


目が眩む地の(ひしめ)きにそっと


愚かに弓打て


上弦の月




幾星霜もの逡巡が


未だにキミをかきみだし


言葉にしても届かじの


片割れの愛を


眠らせた




星戯れた場所よりずっと


陽が昇る地の(ざわ)めきにそっと


愚かに弓打て


有明の月




新月の中に潜みつづけるボクは


ホントは(まなこ)を紅くして


他人の笑い草になることすらも


赦すことが出来ないんだ




満月の外に追い出されたキミは


ホントは(まなこ)を紅くして


世界の慰みにされることだけは


赦すことが出来ないんだ




ねぇ教えてよ


ヒトノコよ


月にボクらが


向かったわけを




もぅ許してよ


ヒトノコよ


代わりに月を


背負ったのに




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