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第一章 王女継承と蜂起の影 第一節(13)

 木漏れ日の射す街道をゆっくりと進んでいる。足元には落ち葉のじゅうたんが敷かれ、時々の強い風に落ち葉が波のように私たちを追い越す。

「では女王。どちらから向かいましょう」

「旅なんてしたことないから、どこに行ったらいいのか…。アレスはどこがいいと思う?アレスならいろんな町のこと詳しいでしょ?」

「では、まずは隣町から行きましょう。海に面している街なので、見晴らしもいいですし…」

「もしかして綺麗な場所?」

アルテミスは目をキラキラ丸くしている。

「はい。崖の上から見た海を初めて見たときは、偉大な大地に産まれたことを感謝したものです。」

「見たい、見たい!私なんて産まれて今まで、城の庭から外に出たことないし、子供の頃の遊び場なんて、お父様の書庫でしたから、綺麗な場所と言ったら、バルコニーに出て、月や星を眺める程度…」

「確かに女王は、城の箱入り娘でしたからね」

「少しは、お父様も私のことを考えて、いろんな場所に連れて行ってもよかったのに」

アルテミスはぶーすかぶーすか言っている。

「先代王も考えがあってのことでしょう。女王を可愛がられていましたから。私と先代王、二人だけになると、いつも女王の話ばかりされていましたよ」

「そうなの?まぁ、今こうして、旅に出させてくれているから許そうかな」

アルテミスは馬から降りると、落ち葉のじゅうたんを初めて雪を踏む子どものように踏み歩いている。

アレスもその後ろから馬を連れて歩いている。

ご試読、誠にありがとうございます。

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