二日目
こないだ、あのあと10回くらい危ない目にあった。
いっそのこと、部屋から出たくないなぁ・・・。
うーん・・・。今日は休もうかな。
暑いしね。
それにしても暇だなぁ・・・。
曲でも聴いて・・・
窓の外になにかいないか・・・?
ひ、人?いや、死神なのか?
がしゃぁぁぁん
「ひ・・・。」
窓を割って入ってきたのは角の生えた悪魔みたいなやつだった。
[よぉ。ちょこまかと逃げてんじゃねぇよ?]
「な、なに・・・」
『多分、少年を殺しにきてる・・・かも。』
[よくわかったな!ほめてやんよ。]
『うれしくない。お前、死ぬか?』
うーん・・・。俺どこに行こうかな・・・?
とりあえずベッドの上に座ってよ・・・。
「ふぅ・・・。」
[いや、冷静すぎるだろ!俺、お前を殺しにきてるんだぜ?!
・・・まぁいい。ここじゃせまいな。移動しよう。]
悪魔は手を伸ばした。
その手の先には一瞬で扉が現れた。
「うおぉ。」
『行こう。』
がちゃ。
扉の先はメルヘンチックな部屋だった。
うさぎの人形、くまさん、おままごとの道具などなど。
おまけに壁はぴんく。
床はクッションみたいになってて、やはりぴんく。
『ぷっ・・・。ここ、どこ。』
[そ、それは気にすんじゃねぇ!///]
あぁ、この人の部屋なのか。
『早速、死んでもらう。』
[なめんなよ?]
悪魔の手にはいつのまにか鎌が握られている。
キルの手には銃が二丁。
『ぺろんっ。』
にこっとしていった。
そして撃つ。
[そんなのだれでもよけられる。]
依然、彼女は笑ったまま走り、笑ったまま撃つ。
悪魔はそれをよける。
その速さは尋常じゃない程に早かった。
白亜はそれが見えず、ただ呆然と座ったまま見つめる。
ザンッ!
『痛・・・。』
[な、なかなかやるじゃ・・・ぶふぁっ!・・・。]
ばたっ
悪魔は突然倒れた。
その理由は白亜は分かった。
悪魔が話してるときにスキを狙ってうったのだ。
「頭いいじゃん。」
『ふん、当たり前!』
完全なるドヤ顔だね。うん。
「まぁ、じゃあ、帰ろうか。」
『あぁ。』
扉を開けると、そこは元の俺の部屋。
扉はスッと消えた。
「なんか夢みてるみたいだ。w」
『はははw』
なんだ、笑ったらかわいいじゃんか。
笑わなくてもかわいいっちゃかわいいけど、
言うことがかわいくないからな。
『・・・死ぬか??』
「うぅ、う、うそですうそです!!!!!」
ゴゴゴゴゴ・・・
今日も危険な一日だ。