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侵略者の独り言2

「ハッハッハ!何かやってるな〜」

 俺は×××××。今日も小説世界の介入をやっている。

 ここ最近は、どの世界も同じような世界観の小説ばっかで中々楽しそうなセカイが見当たらないか、設定がクソつまらない小説ばっかりが生まれてきやがる。

 その中でも特にクソつまらないのが“癒やしのミナティリア”とかいう三文小説だ。

 最初こそちょっとした冒険物っぽかったが、後はクソつまらない日常物だ。呑気にほのぼのした、スリルの一つも無い創作物。



 世の中、んな甘くね〜んだよ!現実はな、競争なんだよ、争いなんだよ!

 無性に苛々した俺は、ちょっと“手を貸して”やった。

 丁度そいつの世界に面白いジャンルがあってよ。そいつを投入してやったんだ。

 悪役令嬢、中々楽しませて貰ったぜ!

 しかし、ガーディアンが介入したみたいでこの世界にも少々手が出し辛くなってきた。

 気分が悪いが、まあいい。悪役令嬢も少々飽きてきた所だしな。



 という訳で、そろそろ次の刺激を与えてやる事にする。

 さて、何がいいかな?

「そろそろ、クソうぜえガーディアン共にも一泡吹かせてやらねえとな。」

 あいつらはとにかくうるさい。俺の他にも小説に介入出来る奴らがいるらしいが、ガーディアン共によって次々に拘束されているって話だ。

 何やってんだか、本当に。

 上手く立ち回らないからんな目に遭うんだよ。

 俺はそんな馬鹿どもとは違う。俺は絶対にガーディアンなんて奴らに捕まったりなんかしない!

「そうだな、やっぱアレだろうな…」

 俺はアレを投入した時に巻き起こるであろう騒動を脳裏に浮かべ、笑いが込み上げてくる。

「うん。これにしよう。」

 そうして俺はあの脳天気な世界に、俺様特製の刺激剤を投入した。

「さて。どんな面白い事になるかな?」

 その結果を楽しみに、俺は観戦するとしよう。



 

 

 


  

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