瀕死の帝国
どうも暇々言いながら数ヶ月間投稿が無かったカトユーです。その間は読書もしてない……
ぶつくさ言いながらも新作を持ってきましたよ。今回もミリタリー物。もうこれ以外のジャンル書けないのでは?って感じです。
少し本作に関する話をば。
作者さん、投稿していない間にh●i4という某戦略ゲームをやり始めたんですよ。そこで大量のIF世界(ユーゴスラヴィア領インド帝国とか)を見てる内に、これに肉付けしたら良い感じの小説になるんじゃね?と気づいちゃった訳ですよ。動画にしろって?僕にそんなスキルは無いよ() とまあ、そんな訳でチマチマとIF世界を文字化し始めたわけです。結局、設定が1番面倒だったんですけどね。そんな訳でかなり苦心して書いた第1話だけ取り敢えず投稿します。反応が良かったら続けるかも。
その帝国は崩壊寸前であった。
かつては強大な軍事力で周辺国を圧倒し、外交を語る上では無視することが出来ない国だった。しかし、今はその強大さ巨大さが仇となり、民族間の対立が発生し、国力は低下し続けている。
そんな帝国はここ100年以内に生まれた新興国に破れ、東方での覇権が危ぶまれた。そして、そのすぐ後に起こった史上初の世界大戦に帝国は巻き込まれていった。
幸いにもこれまでの戦争経験から国家の総動員に成功し、戦線を維持出来るくらいの国力や戦力を保つことができた。
結果的に瀕死の帝国は、辛うじて世界大戦の戦勝国になった。しかし、その先は暗い。大戦が終結したことで、民族間の争いは再燃し、総動員で疲弊した経済は崩壊しつつある。
残念なことに、そのような国を治めるのは「史上最も無能」と言われる皇帝であった。
皇帝は趣味の音楽の為に日夜部屋に引き籠もり、臣下への指示を殆ど行わなかった。それ故、役人達は自らの富を求めて好き勝手に政治を行った。ある地方の役人は人身売買を行うことで巨万の富を得ている。それくらいには腐敗しきった国である。
勿論、臣民も黙っている訳ではない。国中に反政府組織が存在し、日々暗殺やテロ行為を行っている。
市民も反政府組織に賛同しており、腐敗しきった警察組織以外で取り締まる者は居ない。
帝国の誇りである軍もまた悲惨な状況であった。
世界大戦が終結して数年。各国は大戦中に生まれた兵器の改良、発展に取り組んでいた。しかし、帝国は機関銃はまだしも戦車や潜水艦といったものは一つも保有していない。そして、研究もしていない。これでよく戦勝国になれたものだ。
比較的充足率がマシだとされている歩兵部隊を見ても、多くの兵士は酒瓶を手に持ったただの酔っぱらいである。兵士だが酒瓶か路傍の石、こん棒くらいしか手に持つものが無いのだ。小銃すら全く足りていないのである。
空軍や海軍は更に悲惨だ。空軍は大戦中に友好国から供与された極少数の戦闘機があるだけで、爆撃機も偵察機も一切保有していない。
海軍は前時代の戦艦を基幹とした小さな艦隊が1つ編成されているだけだ。主力艦を護衛する艦艇も不足している。戦時中は予算拡充のおかげで建艦の予算が配分されたものの、戦争が終わるとすぐに予算はカットされた。海軍のフネになる筈だった鋼鉄の塊は、建造がキャンセルされ未だに造船所に放置されている。
輸送船舶も数えられる程度しかない。国内の航路には帆船や外輪式の蒸気船が居るくらいである。増加する船舶需要に対して、供給が全く追い付いていないのだ。
主要な戦勝国だが、実際は中小国レベルの国力である。他の大国は治安等を見ても、先の短い病人だと帝国を嘲笑った。ください
瀕死の帝国はこのまま歴史の舞台から退場するのだろうか?いや、そうはならなかった。
如何でしたか?
作者的には、実況動画に引っ張られてる感が拭えないですけどね。
一応、次回から物語が動き始めます。現在書き進めていますが、主人公のポジションとかでウンウン悩んで筆がすぐに止まります……
マジで反応が良かったら義務感から書く、くらいかもしれませんが。
無駄なことかもしれませんが、一応設定やストーリーはパクってもらって構いません。他のやる気ある人にパクって貰って、更に良質なストーリーが展開された方がいいかもしれませんからね。教えてもらえばすぐに読みに行って、高評価をつけると思います()
最後に宣伝等を。
Twitterやってます。@RVdX8yzugRufoNT
メインのミリタリー物はこちらになります。
ミリオタ高校生が異世界へやって来た!
https://ncode.syosetu.com/n6908ev/
ではまた次回にて