カマキリと私のウキウキ生活
初の試みをしてみました。
私の名前は丸川ナミ 女子高生です!
やっと見つけたわ!
私のかわいいかわいいカマキリちゃん!
ついこの間飼い始めたのに
ちょっと目を離しただけで
どっか行っちゃうんだから!
料理をするカマキリなんてかわいすぎるもん!
まるでお嬢様!絶対家に戻してみせるわ。
今はなんかスカしたやつと一緒にいるらしいわね。
あんな虫にビクビクしてるようなやつより
私といる方が楽しいに決まってるから
絶対に連れ戻すわ。
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「お嬢様!やっと会えました」
ついついいつものようにお嬢様と言ってしまう。
ぽけっとしている隣の男は
急に大きな声で話し出した。
「おい!お嬢様ってどう言うことだよ何もわからねー!」
私はこの子を飼っていて逃げられてしまった。
ずっと探していた。と丁寧に話した。
「ふーん、なるほどねお嬢様ってのはニックネームなのか...そりゃそうだよなほんとにお嬢様なわけないもんな...」
何かよくわからないことを男は言っている。
「いいから早くこの子を返してください!」
そう言うと男はあっけないくらいに
抵抗もなく承諾した。
しかしこの子は全く離れようとしない。
「もうっ!私の方が絶対にお嬢様のこと大切にするのに!」
なるほど前の飼い主だったわけですね。
やや強引ですが納得しました。
次回更新も早めにします。