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第48話 再構築
「綺麗、信じられないくらい……」
藍色の空を見あげる。
そこには、幾千万の星が輝いている。
既に忘れられて久しい。
天の川銀河。
その姿も、今は克明に見えている。
「宇宙に吸い込まれそう」
両手を挙げてみたら、本当にそのまま星屑の中へと引き込まれてしまいそうだ。
真っ暗な今の世界では、天地がひっくり返ってもおかしくはない気がしてしまう。
暴走した〈ニュークリアス〉にスウィンザが制御装置を設置した瞬間、世界は闇に閉ざされた。
中枢システムの初期化に伴い、強制的に再起動がかかったのだ。
そう、女神は死に絶えたわけではない。
スウィンザによって施された装置によって制御され、ここで一旦深い眠りにつくだけ。
そして過去の過ちを一掃され、新たな女神が目覚めるのだろう。
しかし。
膨大な基盤システムを構築し直し、そして完全に起動が果たされるまでの数日間。
短い間だけれど、世界は原始に戻る。
昼夜の区別なく明るく輝いていた世界は、本来の〈闇〉という概念を取り戻す。
昼は眩いばかりの太陽に晒され、夜は濃紺色の帳にすっぽりと覆われるのだ。
そしてまた、女神が目覚めた時。
この地を人工的な光が照らし出す。
その時、人はどうするのだろう。
これからの未来をどう設計するのだろう。




