『ボディバッグ狂い』・・・見た目の重要さと合わせる服や装飾品
『ボディバッグ狂い』
・・・見た目の重要さと合わせる服や装飾品
㈠
ボディバッグについて、些かの考察をしてみる。ボディバッグに限らずとも、カバンを使用する時には、一つの視点が生まれる。その日に着る服との、色彩や大きさに関する相性である。派手な服装には、落ち着いた単色のボディバッグが適しているし、地味な服装の時は、割とカラフルなボディバッグが適しているはずだ。
それにしても、この世界に在る無数のボディバッグから、今保持しているボディバッグと出会っていることは、恐らく物凄い確率で出会っていることになると思う。向こうからやって来たもの、こちらから求めたもの、様々だが、結局は出会うべくして出会っているということだ。
㈡
それにしても、ボディバッグの見た目の重要さは大きい。前述した様に、合わせる服や、またキーホルダーやストラップなどの装飾品をどう組み合わせるかも、見た目として大きな役割を果たしている。
ボディバッグに付けた装飾品は、ゆらゆらと揺れて、遠くからその人を見る時、何か羨ましい気持ちにさせる現象を起こす。其処にもまた、ボディバッグの形や色彩と、装飾品の形や色彩が、バランスとして多分に見た目に影響を及ぼしていることは確かだろう。ボディバッグに合わせる服や装飾品における、これらの事象は、それを使用している人のセンスすら決定付けてしまうのである。
㈢
最後に、ボディバッグ本体の見た目だが、これは、持ち手の芸術的センスが影響していることは周知の事実だろうが、例えば、どこにポケットが付いているかとか、ペットボトル入れが付いているかとか、或いは、どのように取り出し口が封鎖されているかとかである。特に取り出し口は、ファスナー式か、紐で括っている方式かで、随分とボディバッグの見た目のバランスが変わってくる。
何が言いたいのかと言われれば、こう答えるだろう、ボディバッグに狂う時、それは自分以上にボディバッグのことを考えているのだと。ボディバッグが、自分らしさを持っていれば、自ずとこちらも、自身の見た目や装飾品を迎合させることができる。ボディバッグの持つポテンシャルに、唯一無二のそのボディバッグに、人は狂いだすことがあるのだということを、此処に述べておきたい。




