表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/15

人数を集めよう④

 有理をお供に野球仲間を増やす旅に勤しむ私こと早苗は何故か屋上を目指していた。


「やっぱ人を探すなら高い所っしょ!」


 などと意味不明なセリフを吐きながら階段をズンズン登っていく有理。私の説得も虚しく4階建ての最上階、屋上の扉が見えてきた。


 "ガチャリッ"


「うーん外はやっぱり気持ちいイイ-!」


「ホントだ」


 校内に比べて解放間が桁違い。空は青く、そして風が清々しい。


「ヨッシ!」


 気合いをいれた掛け声と共に屋上のフェンスに駆け寄る有理を私は小走りで追いかける。


「ヤッホー!」


「!!!?」


(なんでヤッホーなの? ここは山頂なの? 私の友達はバカなの?)


 色々な疑問が頭をグルグルと回るが、こちらに向き直った有理のかわいらしい笑顔を見た瞬間私の疑問は頭から吹っ飛んでいった。


(やっぱ有理ってかわいい)


 そんな事を考えていると背後の方から


「ウーン、わたしの睡眠を邪魔する奴はだーれ?」


 声がする方に振り返ると屋上のベンチに横たわる細身の女性が体を起こしているのが見えた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ