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自宅にて②

 自室の扉を外からドンドンとリズムよく叩く音が聞こえる。


 私が扉を開けると


「お姉ちゃん、うるさいよ!」


 扉の外には普段は可愛らしい小さな声で話す妹が一生懸命、声を大きく出している姿が見えた。


(うーん、やはり我が妹は可愛いなぁ)


「隣の部屋まで声が聞こえてきたんだけど何を叫んでいたの?」


「世の中の不条理について考えていたら感情が高ぶってきてね、思わず叫びたくなったんだ」


「……」


 何言ってんだコイツという表情をしている妹を無視して私は話を続ける。


「お姉ちゃんは今大変な目に有ってるんだ。だからそっとしておいて貰えるかな」


「分かった。でもうるさくするのはほどほどにね。お隣なりさんに怒られたくないか」


 ドラマみたいな話だが家の隣は幼馴染みが住んでる。この幼馴染みがちょっとうるさくて私がノリノリで鼻歌を歌っていたときに部屋の窓から乗り込んで説教された事があるのだ。


 "コンコンコン……"


(そうそう、ちょうどこんな感じで窓が叩かれたっけな)


 どうやら幼馴染みが説教をしに乗り込んできたようだ。

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