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シーン7

 次の日、やっぱり熊上は学校に姿を現さなかった。


「ったく、何なんだよあの熊上ってやつ!!拍子抜けもいいとこだ!!!」

「まぁまぁ、これで青校のトップはお前ってわけだ。喜んでいいんじゃねぇか?」

「納得いくわけねーだろ!まだあいつの下についてるやつだっているんだぞ!それを熊上は学校辞めるからおれの下につけって言って聞くようなヤツらか!?」

「…だな、あいつらも一応熊上信じて待ってたんだよな。あいつらだけでも最後まで神谷の下にはつかねーかもな…。」

「だから熊上倒して一気におれの下につけねーと青校はまとまんねーんだよ!」

「…どっちにしろ、一筋縄じゃ行かねーな。」


―ガラッ!

「大変だ!!A組のやつらが熊上の事知ってぶっ殺すっつって出て行っちまいやがった!!」

「―屋代!!!」

「まぁ、こうなるだろうなとは思ったけど展開が早すぎだぜ!熊上んとこ行くぞ神谷!!」

―ガラッ。

「わりぃ神谷、つい口が滑っちまった。」

「―新井!おまえかアホゥ!!お前も来い!!!」


 そうして神谷達は、熊上の家に向かった。




「よー、熊上!!青校やめるんだってな!!」

「…?…ま、松井…。植木、白金、山城!」

「なぁ、熊上。おれらで青校支配するんじゃなかったんか?あぁ!?だからおれらはお前の下に付いたんだろうが!!今更裏切んのか!!!」

「…悪ぃ、忘れてくれ。」

―カチン。



―ピンポーン。

ピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポーン。

「…駄目だ家にいねぇみたいだ。」

「どうする、屋代!?」

「どうするって、探すしかねーだろ!!」




「―ぐぁっ。」

「どうした、反撃しろよ熊上!!」

「はぁはぁ、うるせぇ。もうおれは青校とは関係ねぇ!」

「…じゃあぶっ殺してやるよ!!」

―ブンッ!!

「待てコラァ!!!!!!!!!」

「!!!?」

「…お前、昨日の!!」

「神谷、屋代、てめぇらには関係ねぇだろうが!!」

「こっちは青校のトップ狙ってんだよ!関係大アリだろうが!!!大体、リンチなんてガキやることじゃねーか!!!」

「うるせぇ!!何にも知らねー奴が出てくんな!!!」


「だったらお前らは熊上の何を知ってんだ!!?ずっとこいつと居たんなら、何で学校辞めんのかとか考えてやれんだろ!!!?…それができねーお前らは、ただのガキだ!!!

…それに熊上!!逃げてるお前もだ!!お前がちゃんと向き合わねーと問題なんて増えてく一方なんだぞ!!!こいつらの納得の行くけじめをつけろ!!!じゃねーと、お前は一生前には進めねー!!!」


「・・・・・・!!!!」

「うるせぇっつってんだろ!!てめぇらからぶっ殺す!!どうせ青校のトップになるならお前も屋代も潰さねーといけねーんだ!!!行くぞ、お前ら!!!!」

「雑魚に用はねーんだけどな。まぁ、やるか屋代?」

「まぁ、しょうがねーな。」


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