表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お願いだから短編も見てくれ!

 おそらくネット小説界隈にいる人の大半は、ほとんどが長編を見るであろう。壮大な冒険ファンタジーに一般文芸では見ることのないチート能力や内政チート等を駆使してハーレム物語を読者は読み進めるであろう。

 先ず断っておくが、私はそういう作品を嫌いなわけではないことを言っておこう。

 しかし、悲しいかな。そういった長編作品が大半を占める中、短編は日向者で一瞬の機会でしか巡り合えないのだから短編作家としては嘆き悲しいものである。


 これはシステム上の関係性と、その機会の低さに関係する。

 ここなろう小説以外でも短編作品は投稿されるが、短編のPV数が往々にして低い。なぜなら、なろうのシステム上、新作短編は十分に一度更新されるのでその間に新作が一気に来てしまえばあっという間にネットの海に消えてしまうのが落ちであろう。

 特になろうはスマートフォン版では新作短編という表示が隠されてしまいその機会を益々減らしている。

 実例を挙げると私の短編は、三十PVのうち実に二十五がパソコンからの閲覧と来ます。これはパソコン版では新着短編の一覧タイトルが表示されている恩恵が現れているからでしょう。

 ですが、時代はすでにスマートフォンが主流であるというのに、この仕様は短編作家を衰退させる要因でしかないのです。


 さて諸氏読者様方に置かれましては、それなら面白いと思えるタイトルや内容を書けば様であろうと言われるかもしれないでしょう。それはごもっともである。

 しかし、高々百PVにも満たない数――ユニークアクセスならもっと少なくなるであろう人に感想や評価、ましてやレヴューされるなど天からの施しでありますでしょう。

 幸いにも、いくつかの私の作品に評価してくれる神あるいは奇特な方が偶発的に私の短編作品を見つけただけでなく票を入れてくれましたのであります。


 短編作品とは、まさに一期一会の出会い。なぜなら、長編作品なら新しい話を更新すれば見てくれる機会が間違いなく与えられますでしょう。しかし、短編はそうはいきません。例えるなら、長編は常に花を咲かせる樹木であり、短編は一度しか花を咲かせられない草花でしょう。

 ですが、短編作品の素晴らしいところは終わりがあるところです。ほとんどの人気作やあなたのお気に入りの長編の中で終わりを迎えた作品はいくつあるでしょうか? 人気ランキングの中でいくつ終わりを迎えたものがあるでしょうか?

 短編は必然的に終わりがあるものです。つまりそこから得られるものは終わりがあるという安心感です。いつまで引っ張り続けるのだという杞憂など毛頭ないのです。

 考えてみてください。一般書籍で終わりのない作品などあるでしょうか?たいていの本は一冊か複数の本で物語を畳むでしょう。ネット小説の短編は終わりのある作品という安心感を提供できるのです。


 短編作品は当たりはずれの差が大きいという方もおられますでしょうが、それは長編も同じでしょう。しかも長編と違いすぐに切り捨てることもできる利点もあり時間の浪費が少ないのであります。おまけに感情を揺さぶる強さも強弱はあるけれど勝に劣らないものも多くあります。

 短編作品を思い浮かべるなら有名どころで、芥川龍之介の作品しかり、太宰治の『走れメロス』しかりと一万にも満たない作品ながらも心に響くことがありますでしょう。

 コミック雑誌で出てきた読み切り漫画でも心に響くものはありませんでしたか?

 長編は壮大な物語に対して短編の世界は小さい物語だと評する人もいます。ですが、コストパフォーマンスの良さは短編が圧倒的に良いのです。そう時間という天がすべての生物に与えた有限のものを抑える労力をです。


 自分は、長編が書けない底辺短編作家のはしくれでありますが他の短編作家も見てごらんください。短編作品にこそ作品を見てもらう機会をSNS等で通じて見てもらってほしいと願っております。

4月25日のpv数は67その内パソコンが50も占めている。やはり、短編を見る人の大半はパソコンからという結果が見えてくるのではなかろうか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点]  長編も短編程の文章量時点でも切れるものは切れるので、途中まで切れなかった≒そこまでは暇潰しになったというわけで。なろう自体が連載形式な事もあり、あまり時間的な優位性はないような。  …
[一言]  しかし、ここ、なろうでは終ってない短篇が多いのです。  終わってない、落ちてない、始まってすらない……。
[一言] ランキングからこんばんわ。 私も昔は短編をよく読んでいました。長編を超える玉石混交感は当たりが出た時の幸せを倍増させますよね。 しかし、長編のプロローグを短編扱いで投稿→人気が出たら連載し…
2018/04/24 21:24 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ