７話 戦闘？
「まずは、そっちのお前からだ！！」
紅葉が、涼太を指差す
「嫌やなあ」
と、涼太が独り言を言いながら、木でできた双剣を抜く
「始め！！」
と、黒い軍服をきた審判がいう
「はあ！！」
紅葉が、掛け声とともに、涼太の胸ににレイピアを突き出す。武器は木でできているため、死ぬ事はないが、当たるとかなり痛い
「、、、」
涼太は片手の剣の腹で受ける。
「はあ！！」
というさっきも聞いた掛け声と共に、紅葉がレイピアを突き出す、涼太が剣の腹で受けるという繰り返しをしばらく続ける
「めんどくさいから終わろうかな」
涼太はそう言ったかと思うと、いきなり両手の剣を離す
「なんのつもりだ！！」
紅葉が、怒鳴り声と共に、渾身の突きを繰り出す。涼太はそれをひらりとかわし、紅葉の突き出された腕を持って背負い投げをする。紅葉が立ち上がろうとしてころげる
「勝者、涼太！！」
「負けた、、、？今までどんな男にも負けた事のないわたしが、、、？」
審判の言葉を聞いた瞬間、ようやく立ち上がった紅葉がへなへなと座り込む
「吹雪、バトンパス」
そんな事を言いながら涼太が立ち去る
「えー、俺にどうしろと」
絶対に涼太には聞こえないとわかっているが涼太に問う
「くっくっく、ならば、貴様と勝負だ！！さっきは油断しただけだ！！」
紅葉が、今度は俺を指差す。これ、ヤバイ方向行ってない！？
「貴様とは真剣で勝負だ！！」
「おいおい、それはやめといたほうが「隙あり！！」」
俺が言い終わる前に紅葉が、レイピアで胸を刺そうとする。俺がそれを体をひねってかわすと紅葉が次の攻撃を放とうと腕を引く。ヤバイ、かなり早い！！こうなったら刀使うしかないか！！
「くっ」
無理矢理腰から刀を引き抜く、そして着地、刀を構える
「はあ！！」
紅葉が突きをはなってくる、しかし、俺は刀でそれを流すと、刀の峰を使い、紅葉の膝を叩く
「ぐう」
という声を出し、紅葉が膝をつく。その瞬間俺は刀を紅葉の目の前に持って行く
「終わりだよ」
あ、ヤバイこれ精神的に止め指しちゃった、、、ああ、やっちまった、、、
「私の、、剣術が、、、、なんで、、、、、？」
「あ、あのですね、えっと、きっとあなたは力が出し切れていなかっただけだと思いますよ？」
俺は、内心焦りながらもなんとか努力してみる
いやあ、やりすぎたかなあ、、、でも真剣だからつい勝っちゃったなあ、、、そんなことを考えていると、紅葉が恨むように睨んで、、、いや、本当に恨んでいるな、、、
そんなことを考えているとウィーンウィーンという緊急事態を知らせるサイレンがなる
『中国からNIGTが、日本に艦隊を出撃させました！！涼太小隊は、第2艦隊所属、戦艦大和の戦闘機に搭乗してください！！そして、イギリス第3航空隊は、、、』
という放送が入る
「っ！！大和はもう来てたのかよ！？」
俺は恨めしそうにそう叫びながら、紅葉に言葉を続ける
「紅葉少佐殿、この話はまた今度しましょう！！失礼します！！」
そういって、決闘した場所から走り出す
～～～～～～～～～戦艦大和作戦会議室～～～～～～～～～～～～
大和の、艦橋に楓、俺、緂、涼太、ロクイチが集まる
「さっき緊急事態の放送を聞いたと思うが、NIGTが中国から艦隊を出撃させた。しかし、艦隊は2つあるそうだ。一つは、機動部隊で編成されている。空母8隻、戦艦2隻、イージス駆逐艦1隻と空母が多い割に護衛艦が少ない。ほかに、張宋級で艦隊を編成している。」
ロクイチが説明を始める
「「チャ、張宋級！？」」
緂と涼太が声を揃える。
張宋級（チャンソン級）とは、NIGTが開発した魚雷搭載型戦艦で、10隻建造されている。1番艦の孫は、北朝鮮、南朝鮮を中国が取り込むときに初めて使用した。張宋級は弩級戦艦で、45ｃｍ5連装主砲を3器15門搭載しており、北朝鮮と南朝鮮の合同艦隊を2日で全滅させるという功績を残している。イージス艦のミサイルを物量で押し切ってそのイージス艦を沈めたときは世界を震撼させた。
「しかし、いま日本には怪物と最強艦隊がいるから大丈夫だ」
ロクイチがニヤッと笑う
「ああ、あの空母がいま日本にいたか」
その言葉に俺が納得する
そしていきなりロクイチがマイクを持つ
「そして、ただいまより第一連合艦隊を結成する！！それでは編成を発表する！！旗艦戦艦大和、航空母艦シーホーク・ロイヤル、航空母艦プリンス・ウェールズ、戦艦クイーン・エリベザべス、航空戦艦ミズーリ
以上だ！！」
航空戦力で叩くつもりか、、、大和は戦艦がいたときのための保険、、、かな？
