4話 最新鋭機
「俺達が、、、ねえ、隊長は誰になる?」
「うーむ、、、涼太だな」
「へー、そして何で俺ら?、、、まあ、アメリカ行った時にTOP fighterで訓練したけどさ」
「ほう、お前達世界最高の航空学校に行ったことがあるとは知らなかった」
楓がニヤニヤしだす
しまった!!墓穴を掘った!!
「お前達が乗るのは九六式艦上戦闘機だ!!」
「はあ、、、」
九六艦戦かあ、、、
戦中では、有名な零式艦上戦闘機(零戦)を後継機に持つ戦闘機で、大日本帝国海軍初の全金属、単座戦闘機である。設計技師は零戦と同じく堀越技師で、零戦よりも快心の出来だったそうだ。
「まあ、今から見に行こうか」
楓のニヤニヤが止まらない誰かなんとかしてくれ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ナニコレ(棒)」
そこにあったのは、九六艦戦とは、カラーリングしか一致していないステルス機だった
「あのさ、これのどこが九六艦戦なんだよ?」
俺は目の前の楓という自慢げな艦長にきく
「ん?カラーリング」
「、、、だけ?」
「日本が作った最強の戦闘機だぞ!!」
そんな物を作ったら世界がだまってないし、まずいま世界最強なのは、ライトニングⅢであり、そんなものをつくったらニュースで流れているはずである。
「これは、FRDが極秘開発した戦闘機だからな、ニュースにはならんし、世界も知らん」
「なんでわかった!!心をよめるのか!?」
「、、、」
ふざけていうと、楓がジト目で見てくる
、、、さて、九六艦戦は、ステルス機のため、マルっとしたフォルムで、やはりミサイルなどの武装はは翼の下などにはなく、腹の中に入っていた。また、単座式で、垂直離着陸できるらしい。全長16mぐらいで、可変器も計画されているようだ。そして、レーダーにはハエほどの大きさしか映らないらしい
「まちがっても壊すなよ?九六式は3兆ドル以上かかってるぞ?」
3兆ドル、、、300兆円、、、やばいな、、、
「まあ、実戦で初めて運用されるし、量産計画もあるが、その性能を持つ九六式はその三機しか生産されてないはずだから気を付けろよ~」
そういって、楓が格納庫から出ていく
「え?今なんて、、、?」
格納庫からでていく楓の言葉に遅れて反応する
「性能がいい九六艦戦はこの3機しか作られない、、、マジか!!」
俺の大声が格納庫じゅうに響く
「、、、吹雪、お前うるさいぞ!!」
さっき出ていった楓が戻ってくる
「はいはい、でなんで戻ってきたんだ?」
キレる楓にきいてみる
「お前聞いてるのか!?、、、まあいいお前に上から命令が出たぞ?イギリスで、空軍の軍学校に何日か行くことになった。明日、大和をおりろ。駆逐艦電が送るそうだ。それと、エースパイロット等腕がいいパイロットが希望した場合は少数だけどその九六艦戦も製造されるから」
「、、、」
楓のことばに俺がだまる
「ん?どうした?もっと驚くと思ったんだけどな」
楓が俺の顔を覗き込む
「、、、いや、心の中では突っ込みの嵐だよ?だけどさ、あとで、緂の俺よりでかい声を聴くとなるとさ?バカバカしくなって」
楓がその姿を想像したようで苦笑する
「まあ、イギリスでは、私の知り合いが教官してるらしいから気を付けろよ」
「ああ、わかったよ」
その言葉をきいて苦笑しながらうなずく
楓が格納庫から今度こそ出ていく
「ん?」
ちょっと待てよ?頑張れよじゃなくて『気を付けろよ』?なんか嫌な予感が、、、
とりあえず、緂たちに伝えにいくか
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「なーーーーーーにーーーーーーーーー!?!?!?!?!?」
緂の大声に俺と涼太は慌てて耳をふさぐ
予想はしていたが、やはり声がでかい、、、こいつおいていきたいな、本当
「その、九六式っていうのは単座式なんよね?」
「ああ、そうだ」
「もしかして、、、ダイアナ港を攻撃するのかな?」
「、、、」
涼太が言っているのは、DASにあるダイアナ港という港である。ダイアル港の近くには、海軍工廠や、軍学校もあるのだが、空軍が今ちょうどいないので、叩くとしたら今だからである。
「、、、多分な、まあ、さっさと明日の準備しよう」
そういうと、涼太が黙り込む
「イギリスってひさびさだなあ」
「軍学校以来だな」
そういって、俺と緂は笑いあう
明日には出発だ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
大和 武装紹介
主砲
51cm三連装砲4基
副砲
46cm三連装砲2基
ミサイル
ESSM(発展型シースパロー)×2
スタンダード・ミサイル3×2
VLA(垂直発射式アスロック)×3
近接防空システム(近距離対空兵器)
25mm三連装機銃(自動化)10基
ファランクス×5基
その他艦砲
オートメラーラ127mm砲2基