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16話戦闘開始!!&『こんごう』

大和・CIC

「敵艦隊距離50000ヤード(45.720㎞)、完全なるT字戦です」


「主砲、左舷90度方向旋回完了、目標への仰角補正完了、榴弾装填完了、いつでも撃てます」

次々と矢継ぎ早に楓への報告が入る。


「ミズーリ他、艦隊に打電、我コレヨリ砲撃戦を開始ス、全艦砲雷撃戦用意スベシ」

楓は、ミズーリ他、艦隊からすべての返信が来るのを待つ

楓は冷静に指示を出すと、

楓は、敵が何故撃ってこないかを考えていた。しかし、


「よし、第一主砲から順に放て、目標に命中後、着弾修正かけろ」

楓は冷静に指示を出す。


「了解、主砲ってー!!」

実はこの時、戦艦リオ・デ・ジャネイロ以下ブラジル艦隊も、FRD日本艦隊を発見していた。しかし、南米ではミサイルを搭載しないことと、艦隊のほぼ全ての艦が旧式艦だったのもあいまって、攻撃する手段がなかった。ただ、唯一の新造艦で艦隊で一番の射程を持つリオ・デ・ジャネイロが搭載しているのは35.6㎝連装砲で、最大射程が約37㎞、つまり全く届かない。


「主砲、命中4、敵巡洋艦に甚大な損害を確認」


「敵艦大破、速度15ノットに低下」

大和の順次射撃は一巡目で先頭を切っていた巡洋艦を大破せしめた。この巡洋艦の名前はバイーア。日本の海上自衛隊から売却された艦で、海上自衛隊時代の名前は『こんごう』。艦齢150を超えた老朽艦で、海上自衛隊解体の時にあたご他、多数艦が売却されたのだが、海上自衛隊解体記念艦として、戦艦三笠、護衛艦『ながと』とともに、日本の各時代を代表する艦艇とともに保存された。しかし、保存後、海上自衛隊解体を記念するのなら、『ながと』だけでは良いのではないかと言う声が軍部の中で広がり、結局ブラジルに売却された。この、時の主力艦『こんごう』を大和が撃沈した時こそ、本当に時代が変わった瞬間だと思われた。


「再装填完了、、、、いつでも撃てます!!」



「了解した、、、主砲一斉射、ってー!!!!」

同時にさっきの音とは比べ物にならない音が艦内を駆け抜けた。そして、右舷に3mほど傾き、また戻った。


「敵艦に命中、撃沈を確認」

主砲照準員が沈んだ声で報告する。


「そうか、有難う」

楓は目をつむり、それだけ答え、次の指示を送る。

この時、艦橋にて、『こんごう』撃沈の知らせを聞いていた乗組員の目には涙が浮かび、また、いつもなら、訓練や、演習、何にしても涙を流すなと殴る上官もこの時ばかりは部下を殴らず、ただ、下をむいていた。


「艦隊に打電 我目標変更セリ、目標後方の戦艦、第三艦隊以下駆逐隊及ビ潜水艦攻龍ハ敵艦隊二接近、魚雷デノ攻撃ヲ敢行セヨ」


~~~吹雪side~~~


「ふう、、、」

九六式艦戦の空戦能力は凄まじいものだと俺は改めて感じた。

戦闘空域についたときにはもう既に味方と敵が全くわからないほど戦闘機が入り乱れ、また、次々と火を噴き、墜ちていた。

その時、かろうじて上空に見えたのはミズーリ艦載機、しかも隊長機の後ろにピタリとついている敵戦闘機だった。

俺は急上昇し、後300m程で機首についている機銃を打ち続けると、敵はあっという間に火を噴き、翼が吹っ飛んで墜ちた。

ズバリ言って九六式艦戦の上昇力、旋回半径、燃費は目を見張るところがあった。燃費は関係ないと思うかもしれないが、あれだけの急上昇で、ライトニングⅢでアフターバーナーを使わずに最高速度で急上昇と急降下を繰り返した時と同じ燃費だった。明らかに燃費がおかしい。訓練の時に壊して表示ミス起こしたんじゃないのかとひやひやしたものだ。次に上昇力。これは零戦をジェット機にした感じといえば分かり易いかもしれない。零戦では剛性低下式操縦索をを装備し、高速でも低速でも自機の舵を自動で安定にしていたが、この機には更に急上昇時や、急降下時に機を安定させることができるようになった。他には、零戦の主翼の捻り下げも採用し、正に日本の戦闘機と言えるほどであった。


「次はあのミサイルを使ってみるか」

そうして、俺は武装を切り替え、multiRockmissileという兵装を選び、味方が取り逃がした敵の攻撃機を複数(・・・)ロックオンし、ミサイルを放つ。ミサイルはエンジンに点火し、向かっていくうちに途中でパカッと割れ、中から複数のミサイルが出てくる。次の瞬間、攻撃機は全て撃墜されていた。


遅くなりましたすいませんかなり手間取ったもので

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