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エッセイアラカルト

ヘルシー過ぎる占い

作者: 降井田むさし

占いは、好きな人は好きだ。


僕も好きな方だ。


根拠がないとしても、つい信じてしまう。


当たっている占いを目の当たりにすると、もう信じたい気持ちは膨らむ。


僕は、ついその日のラッキーフードを食してしまう。


食べたいメニューが決まらないときなど、決まってラッキーフードを作ったり、お店で探してしまう。


しかし、ラッキーフードにおいて、事件が発生した。


ある日のラッキーフードがツナサラダだった。


そうか、ツナサラダかと思って作って食べた。


そして、次の日の占いを見ると、今度はハムサラダだった。


またサラダかと思いながら、作って食べた。


そして、その次の日の占いを見ると、そこには、もやしと書かれていた。


安いものなので、とりあえず買ってゆでて食べた。


そして、その次の日の占いを見ると、なんとレタスサラダだった。


ツナサラダ⇒ハムサラダ⇒もやし⇒レタスサラダの流れ。


これはもう、意図的としか考えられない。


神様が僕の野菜不足を察したのだろうか?


なんでそんなに野菜を食べさせたいのだろう。


僕の疑問は尽きなかった。


最初はツナで魚。


次がハムで肉。


なのに、次にもやしを挟み。


ついに、レタスだけのサラダにまで格下げされてしまった。


どんどん質素なサラダになってゆく。


ついに動物性食品も消え果てた。


気分は少しずつ少しずつ下がっていった。


どんどんアンラッキーに進んでいっている気がした。


これでも、ラッキーフードと呼べるのか?

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