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これからよろしくね!

初めて予定掲載という機能を使いました。

で、0時に更新しようと思ってやってみたら、日付を1日間違えて設定してしまったようで、手動で投稿し直しました。


まだよくわかっていない機能がたくさんあるので、段々と使っていこうと思います。

生暖かい目で見守ってください…


「黒曜はどうですか?」


すると、借りたままだった黒いハンカチがふわふわと宙に浮いて羊の方へ向かって登っていき、弾けた!

キラキラ輝く、宝石のような光の粒が羊に降り注ぐ。


「黒曜…良い名だ。感謝する。」

「気に入ってもらえてよかったけど、今のは…?」

「なに、名を刻む為の儀式のようなものだ。本来は血を貰うだとか、神々への宣誓などという方法をとるのだがな。先程の主人の涙で契約ができたので先に準備しておいたのだ!」


凄いだろう!みたいな空気出してるけど、先になんか言っておいてよ!心の準備もないもないなほんとに!


(けど血を取る為にケガするのもされるのも嫌だしよかったかも。宣誓なんて厨二病の最たるもの、この歳で絶対やりたくないもんね…)


「さあ、次は主人の番だ。そろそろ犬神様がここにお越しになる。神より名を頂くのだから、伏して待つのだぞ。」

「え、ど、どすれば!?作法とか!」


日本なら土下座の格好が伏して待つに該当するだろうが、この世界バージョンはまだ何も知識がない上に直接地面になるので土下座すると神さまの前で土をつけることになってしまう。これはいかがなものか。


「主人よ、そんなに堅苦しく考えなくてもよいぞ。犬神様は大らかなお方故、その心遣いだけで満足されるであろう。そのまま目を閉じて待てばよい。」

「そ、そうですか…では。」


言われた通り目を閉じ俯く。神社での御詣りのような気持ちになってつい二礼二拍手一礼をしてしまった。


《人の子よ、そこまで畏まらずともよい。我が眷属に良き名をつけてくれたようで礼を言う。もう顔を上げて良いぞ。》


くるのはやいな!

内心かなり緊張しつつ顔を上げる。


「恐れ入りま、す…」


おうふ。犬神様って犬だからなわけ!!!!

あ、干支シリーズかな!黒曜は羊だもんね、そういう感じかな!?


「お久しぶりで御座います、犬神様。」

《おお、久しいな。黒曜とは良い名を貰ったではないか。こちらも良い名を贈らねばな。》

「は、お願い致します。」


黒曜が犬神様と話しているのを静かに待ちながら、犬神様をみる。どう見ても柴犬ですありがとうございます。

柴犬に後光が差していて、神社の人が着るような真っ白な着物を着ている。うん、アニメだとマスコットとかMCキャラだとかいるもんね!そういうことだな、うん。


《では、其方に合う名をつける故、少し記憶と魂を見せてもらうぞ。》


そういって、額に肉球をぽふっとする犬神様。

なんというか…癒されますー。


《ふむふむ。なるほど、、少し用意するものができた。暫し待っていておくれ。》


そして犬神様は、いつの間にかあった二本の木の間の光の中に消えた。


(あ、そこなんだ、入り口。)

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