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情報整理させてください!

はじめてブックマークをいただきました!

ここまでお読みいただきありがとうございます!


自分で読み直しながら誤字脱字を確認しております。改稿が多々ありますが、今のところ句読点や一部言葉遣いに違和感があったところを直しただけで、文章自体は変えておりませんのでご安心ください。

深呼吸深呼吸!落ち着かなきゃ状況も把握できない。夢じゃないなら、なんでこうなったか知らないとこっから動きようもないからね!


「今のお話だとキャパオーバーなので、一つずつ整理させてください。まず、これが今1番重要なことですが、私がなんでこの世界に来たのか教えてください。」

「人の子は細かいことを気にするものだな。」

「いや細かくはない!なんで異世界来ちゃったのってところを省いたらもうなんにも驚くところないよ!」

「まあよかろう。主人が望むのならば、我の知る限りのことを話そう。」


その主人ってのも説明してほしいが、先にここに来た理由だ。

見たところ異世界モノによくある展開ではなさそう。そもそも私以外に誰もいないから召喚されたり、その巻き込まれ事故ってわけでもないだろう。記憶にない場所だからアニメやゲームの世界ってのも違うかな。

向こうの世界で死亡したわけでもないから、転生じゃなくて転移になるんだろうか。伊達にラノベ読んでないよ?これくらいは自分でもわかる!


「なんだ、わかっているのではないか。」

「え?」


まだ何も喋ってないのにこの羊さんは何を言っているのか。


「我は主人の守護者となったのだ。主人の考えていることがわかるのは当たり前ではないか。考えが読めねば護れぬだろう?」


あぁ…異世界にプライバシーは存在していないようです。色々突っ込みたい気持ちはあるけど、ぐっと飲み込んで無理やり置いておいくことにした。


「えーっと、思考が読めるのはわかりました。で、“わかっているのではないか”ということは、私は転移したということでいいんですね?」

「平たく言えばそうだ。」

「じゃあ、なんで私だったんです?」

「あみだくじだ。」

「あみ…」


なんだって??


「あみだくじで神隠しの相手を決めたら主人だったわけだ。」

「………」


おお神よ…なんてことするんですか。あみだくじだなんて完全なる運じゃないですか。それにぶち当たったと?それって宝くじの一等に当たるより珍しいですか?というか神さまもあみだくじってするんですね、知らなかったなー。でも知らなくてよかったかなー。


「そうだ、主人はとても運がいい!」

「あー、そうなんですか。それはすごい。」

「そもそも今回は異例中の異例でな。何柱か別の時の神も参加されていた。何方だったか…そろそろ神隠しをする時期だがいつも通りではつまらぬと仰って、時も場所も対象もすべてをあみだくじでお決めになったのだ。主人を引いたのは、主神である犬神様だ。滅多にないことなのだぞ!」


だから情報量!!抑えてって!!

頭は人並みだと思うし心の準備もしたけど、斜め上よりさらに高い次元で一気に詰め込まれたら何がなんだかわかんないよ!!

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